7月13日 (月) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 大洋 26勝19敗3分 0.578 重松通雄
0 0 0 0 0 0 2 0 X 2 南海 30勝20敗 0.600 川崎徳次
勝利投手 川崎徳次 10勝7敗
敗戦投手 重松通雄 0勝1敗
本塁打 (南)北原 1号、岩本 5号
勝利打点 岩本義行 4
北原、岩本連続弾
大洋は復帰後2度目の登板となる重松通雄、6連敗の南海は川崎徳次が先発。午後3時24分、横沢三郎主審の右手が上がりプレイボール。
大洋は2回、一死後村松長太郎が四球を選んで出塁、祖父江東一郎は二飛に倒れるが山川喜作が中前打を放って二死一二塁、重松が中前にタイムリーを放ち1点を先制する。
重松通雄は自ら叩き出した1点を守って好投を続ける。1回、二死から北原昇をストレートの四球で歩かせ二盗を決められるが、岩本義行をツースリーから三振に打ち取る。一昨日1試合3本塁打の日本記録を樹立した岩本に真っ向勝負を挑み、歩かせることなく打ち取った。真っ向勝負と言っても重松は下手投げです。但し、阪急時代の重松は読売新聞に「下手からの快速球」と書かれており、この日の試合を伝える読売新聞も「重松の下手投剛球」と書いている。兵役のため2年のブランクがありながら、球威は衰えていないようだ。
2回、二死後川崎に左前打を許すが八木進を二ゴロに打ち取る。3回以降は一人の走者も許さず6回まで1安打1四球無失点。
南海は7回、先頭の北原がワンボールからの2球目をレフトスタンドに同点ホームラン、岩本も初球ファウル後の2球目をレフトスタンドに逆転ホームラン、2-1とリードを奪う。
川崎徳次は3回以降大洋打線を2安打無得点に抑え、4安打3四球9三振の完投で10勝目をあげ、南海の連敗は6でストップした。
重松通雄も8回を完投して3安打2四球3三振2失点。2本の被本塁打について、翌日の読売新聞・鈴木惣太郎の論評は「この二投は球速を欠いていた」と伝えている。
*北原昇、岩本義行が連続ホームランを放った場面。
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