7月5日 (日) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計
0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 2 名古屋 14勝32敗1分 0.304 西沢道夫 石丸進一
1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 南海 29勝17敗 0.630 川崎徳次 神田武夫
石丸進一 7勝8敗
神田武夫 15勝8敗
二塁打 (南)岡村
勝利打点 石丸進一 1
猛打賞 (南)岩本義行 5
石丸進一、決勝タイムリー
南海は初回、先頭の国久松一の三ゴロをサード芳賀直一が一塁に悪送球、猪子利男の遊ゴロの間に国久は二進、北原昇の遊ゴロの間に三進、岩本義行が三前にタイムリーセーフティバントを決めて1点を先制する。
6回まで南海先発の川崎徳次に抑えらてきた名古屋は7回、先頭の岩本章が四球を選んで出塁、飯塚誠が送りバントを決めて一死二塁、古川清蔵がレフト線に同点タイムリーを放って1-1と追い付く。
追い付いた名古屋は7回から先発の西沢道夫に代えて石丸進一をマウンドに送り込む。
追い付かれた南海も8回から先発の川崎に代えて神田武夫を注ぎ込む。試合は昭和17年を象徴する両投手の投げ合いで延長戦に突入する。
名古屋は12回表、一死後飯塚が左前打を放つと二盗に成功、古川は投ゴロに倒れて二死二塁、ここで石丸進一が右前に決勝タイムリーを放ち2-1と勝ち越す。
7回からリリーフのマウンドに立った石丸進一は7回、8回と三者凡退。9回、先頭の岩本義行に左前打を許すが岡村俊昭の一二塁間への当りが岩本に当たって守備妨害、岡村には内野安打が記録されて一死一塁、中野正雄に代わる代打徳島忠彦を遊ゴロ併殺に打ち取る。10回は一死後八木進に四球を与えるが後続を抑え、11回も一死後北原昇に四球を与えるが岩本義行を遊ゴロ併殺に打ち取る。自らのタイムリーで勝ち越した12回裏は三者凡退でした。
決勝打を放った石丸進一は昭和16年8月16日の朝日戦でも勝利打点を記録したが、この時はスクイズによるものであった。
南海が9回に中野正雄に代打徳島を送った後、ファーストを守ったのは中村金次であった。古い読者の方であれば覚えているかと思いますが、昭和13年8月27日に南海が初登場(*)した時の四番です。兵役から3年ぶりにグラウンドに帰ってきました。
*南海は昭和13年からプロ野球に参入しましたが、13年春は‟見習い”扱いでオープン戦しかやらしてもらえず、公式戦に参加したのは13年秋からでした。
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