7月11日 (土) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 黒鷲 10勝34敗3分 0.227 畑福俊英
0 0 0 1 0 1 0 0 X 2 朝日 21勝25敗2分 0.457 福士勇
勝利投手 福士勇 7勝4敗
敗戦投手 畑福俊英 1勝4敗
二塁打 (黒)木下
三塁打 (黒)杉江
勝利打点 なし
決勝点は三重盗
3回まで黒鷲先発の畑福俊英に1安打に抑えられてきた黒鷲は4回、先頭の五味芳夫がストレートの四球で出塁、鬼頭政一もワンスリーから四球を選んで無死一二塁、伊勢川真澄の三前バントが内野安打となって無死満塁、早川平一の一ゴロはファースト小松原博喜がバックホームして三走五味は本封、広田修三の投ゴロで鬼頭も本封されて二死満塁、ここでトリプルスチールを決めて三走伊勢川真澄に本盗が記録された。この際、二走早川、一走広田にも当然盗塁が記録されたが、三塁に達した早川がオーバーランしており「2-5」とキャッチャー木下政文からサード玉腰忠義に送球されてタッチアウト。
朝日は6回、先頭の坪内道則がセンター右にヒット、五味は一邪飛に倒れるが、鬼頭がライト線にヒットを放って一死一二塁、伊勢川の三ゴロは「5-4-3」と転送されるが一塁はセーフ、三塁に達していた二走坪内がホームに向かい、ファースト小松原がバックホームするが悪送球となる間に坪内が生還して2-0とする。
朝日先発の福士勇は6安打4四球4三振で今季2度目の完封、7勝目をあげる。朝日は7月5日の6回戦でも林安夫が完封しており、対黒鷲戦で2試合連続完封勝利となった。
畑福俊英も8回を完投して6安打2四球1三振2失点。与四球は僅かに2個であったが4回に先頭の五味と鬼頭に2つ続けたのが痛かった。
朝日の決勝点は4回の「三重盗」であった。6回の追加点も坪内道則の足で稼いだものである。奇才・竹内愛一監督率いる朝日の戦いぶりには躍動感が感じられる。
*福士勇は木下政文に二塁打、杉江文二に三塁打を打たれたが6安打完封。
*朝日は4回に「三重盗」を記録した。
*4回のトリプルスチールの場面。「O’」が盗塁を表します。伊勢川真澄が本盗、早川平一が三盗、広田修三が二盗を記録しました。
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