7月12日 (日) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 4 1 0 4 1 0 0 12 阪急 25勝20敗2分 0.556 森弘太郎
2 0 0 0 0 2 0 0 0 4 阪神 26勝23敗2分 0.531 若林忠志 木下勇 藤村隆男 渡辺誠太郎
勝利投手 森弘太郎 12勝7敗
敗戦投手 若林忠志 11勝7敗
二塁打 (急)中島2 (神)藤井
三塁打 (急)池田
勝利打点 中島喬 2
猛打賞 (急)上田藤夫 2 (神)御園生崇男 2
中島喬、タイムリー二塁打2本
阪急は初回、先頭のフランク山田伝が中前打、上田藤夫の一塁線バントが内野安打となって無死一二塁、黒田健吾がストレートの四球を選んで無死満塁と絶好のチャンス、四番山下好一の左前先制タイムリーで1-0、五番森田定雄の中犠飛で2-0とする。
阪神はその裏、先頭の塚本博睦が三前にセーフティバントを決めて出塁、金田正泰の投ゴロが野選を誘い無死一二塁、御園生崇男のレフト線タイムリーで1-2、一走の駿足金田は三塁に進み、打者走者の御園生も二塁に向かうがレフト山下好一から「7-5-3」と送球されてタッチアウト。二塁打の場合、一塁手は一塁ベースを回った打者走者を追いかけるのがセオリーです。二遊間は中継プレーのため忙しくなる可能性があるので二塁ベースカバーには一塁手が入る必要性が生じる可能性があるからです。阪急守備陣はセオリー通りのシフトを取り、レフト山下好一は一走金田が三塁に走ったためサード黒田健吾に送球し、黒田が二塁は間に合うと見て打者走者の御園生を追いかけてきたファースト森田定雄に送球したか、レフト線二塁打なので二塁ベースカバーにはセカンド上田が入っており単に御園生がオーバーランしてタッチアウトになったかでしょう。と言うことで一死三塁、土井垣武が四球を選んで一死一三塁、藤井勇の一ゴロの間に三走金田が還って2-2の同点に追い付く。
阪急は3回、一死後上田が右前打で出塁、黒田も右前打、山下好一は中飛に倒れるが森田が四球を選んで二死満塁、ここで中島喬が左中間に二塁打を放ち二者還って4-2、池田久之も右中間に三塁打を放って二者を迎え入れ6-2として阪神先発の若林忠志をKO、このところ若林はどうも調子が悪い。二番手の木下勇が中村栄を二飛に打ち取りスリーアウトチェンジ。
阪急は4回、一死後山田、上田、黒田が3連続四球、山下好一の中犠飛で7-2とリードを広げる。
阪神は6回から三番手の藤村隆男がマウンドに上がるが火に油を注ぐ結果となった。
阪急は6回表、二死後黒田が中前打、山下好一は四球、森田の三ゴロをサード土井垣が失する間に二走黒田が還って8-2、中島が又も痛烈に左中間を破る二塁打を放って9-2、日比野武が左前に2点タイムリーを放って11-2として試合を決める。阪神は四番手として渡辺誠太郎がマウンドに上がり、中村は捕邪飛に倒れてスリーアウトチェンジ。
阪神は6回裏、一死後土井垣がセンター左にヒット、藤井のライト線二塁打で一死二三塁、カイザー田中義雄の痛烈な当たりはサードライナー、二走藤井が飛び出していたのでサード黒田は二塁に送球するがこれが悪送球、三走土井垣が還って3-11、渡辺の右前タイムリーで4-11とするが焼け石に水。
阪急は7回、一死後山田が遊失に生きると二盗に成功、上田の左前タイムリーで12-4とダメ押しのダメ押し。
森弘太郎は大量得点をバックに7安打1四球2三振の完投で12勝12勝目をあげる。
六番中島喬が2本のタイムリー二塁打を放って3打点、七番の池田久之が2打点、池田の後にマスクを被り七番に入った日比野武が2打点と、クリーンナップの後の打者の活躍が勝因となった。3回に2点タイムリー三塁打を放った池田は直後に日比野と交代しており、三塁に滑り込んだ際、足を挫いたのかもしれない。このところ打撃好調の池田は少し戦列を離れることとなる。
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