7月15日 (水) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 1 1 0 0 2 阪神 27勝24敗2分 0.529 渡辺誠太郎 御園生崇男
0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 朝日 22勝27敗2分 0.449 林安夫 福士勇
勝利投手 御園生崇男 6勝6敗
敗戦投手 林安夫 11勝13敗
二塁打 (神)塚本 (朝)林
勝利打点 カイザー田中義雄 1
走塁が明暗を分ける
阪神は渡辺誠太郎が4月16日以来となる今季3度目の先発、朝日は林安夫で応戦する。
朝日は2回、本日も五番に入っている打撃好調の早川平一が三塁に内野安打、広田修三が送って一死二塁、岩田次男の左前打で一死一三塁、林安夫の右犠飛で1点を先制する。
阪神は3回からライトの松尾五郎を下げて御園生崇男が入りピッチャー、先発の渡辺がマウンドを降りて玉置玉一が入りライト。
自らの先制犠飛に気を良くした林は5回まで阪神打線を2安打無得点に抑えてきたが6回に捕まった。
阪神は6回、一死後土井垣武が左前打、藤井勇も左前に流し打って一死一二塁、土井垣が単独三盗を決めて一死一三塁、ここはノーサインで走ったか藤井のサイン見逃しか、御園生が中前に同点タイムリーを放って1-1とする。
阪神は7回、一死後塚本博睦がレフト線に二塁打、金田正泰が四球を選んで一死一二塁、朝日竹内愛一監督は先発の林から福士勇にスイッチ、ここで塚本が単独三盗を決めて一死一三塁、カイザー田中義雄の左犠飛で2-1と勝ち越す。
3回からリリーフのマウンドに立った御園生崇男は7イニングを1安打3四球1三振無失点に抑えて6勝目をマークする。6回には同点打も放った。野口二郎に次ぐ二刀流でもある。
朝日は初回の一死一二塁の場面で伊勢川真澄のサードライナーに三走五味芳夫が帰れずダブルプレー。3回の一死一塁でも伊勢川の二飛に鬼頭政一が帰れずダブルプレー、ここは「打走法」の可能性が高い。更に、8回の一死一塁でも鬼頭のファーストライナーに坪内が還れずダブルプレー、ここも「打走法」の可能性がある。このところ朝日は積極的な走塁を見せているが、この日は裏目に出た。好走と暴走は紙一重でもある。
一方、阪神は2つの三盗を得点に結びつけた。6回の土井垣武の三盗も8回の塚本博睦の三盗も一二塁からの単独三盗であった。一走のサイン見逃しではなく、「盗めれば走れ」の指示が出ていたものと考えられる。この試合の明暗は、両チームの走塁の差にあった。
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