2014年12月9日火曜日

17年 巨人vs朝日 3回戦


5月9日 (土) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12  計
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0   0   4   4 巨人 17勝6敗 0.739 広瀬習一
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0   0   0   0 朝日   8勝15敗 0.348 山本秀雄

勝利投手 広瀬習一 7勝3敗
敗戦投手 山本秀雄 2勝3敗

二塁打 (巨)水原
三塁打 (巨)白石

勝利打点 白石敏男 3

猛打賞 (巨)坂本茂 1

ファインプレー賞 (朝)坪内道則 1


広瀬習一、延長12回を完封

 巨人先発の広瀬習一と朝日先発の山本秀雄による投げ合いは果てしなく続いた。

 巨人は4回まで5安打を放つが、無得点。放つと言っても内野安打が2本含まれている。5回から8回まで4イニング連続三者凡退を記録。

 巨人は9回、先頭の川上哲治が二塁に内野安打、中島治康の遊飛をショート五味芳夫が落球して無死一二塁、伊藤健太郎が四球を選んで無死満塁と絶好のチャンス到来、しかし呉波のショートライナーに三走川上が飛び出し「6-5」と渡ってダブルプレー、坂本茂も中飛に倒れて無得点が続く。無死又は一死の三塁ランナーは「ライナーバック」が基本です。必ず三塁コーチャーが「ライナーバック」と確認の声を掛けるはずなのですが・・・。

 朝日打線は広瀬に完全に牛耳られ、9回まで五味芳夫のセーフティバントによる内野安打1本に抑え込まれて無得点。

 巨人は10回表、二死後水原茂がレフト線に二塁打、楠安夫が四球を選んで二死一二塁、川上は左飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 朝日10回裏、一死後内藤幸三が中前打を放って出塁、代走に斉藤忠二を起用、広田修三は中飛に倒れるが、岩田次男に代わる代打早川平一が左前打を放って二死一二塁とサヨナラのチャンス、しかし山本秀雄がそのまま打席に入り捕邪飛に倒れる。ここは代打林安夫で勝負を賭ける手はなかったか。

 11回は三者凡退に終わった巨人は12回表、先頭の坂本が三塁に内野安打、広瀬が送りバントを決めて一死二塁、トップに返り白石敏男が右中間に三塁打を放って1点を先制、スコアカードの記載によると「ゴロで抜けた三塁打」となっているので、中前に抜けた当りがイレギュラーして右中間に転がって行った可能性がある。ここで山本秀雄の緊張の糸がプツンと切れて、水原が左前にタイムリーを放って2-0、楠、川上が連続四球で一死満塁、中島は三飛に倒れるが、伊藤が右前に2点タイムリーを放ち4-0として試合を決める。

 朝日は12回裏、先頭の鬼頭政一がストレートの四球を選び代走に野本良雄を起用、伊勢川真澄に代わる代打森恒雄が左前にプロ入り初ヒット、無死一二塁のチャンスを迎えるが、景浦賢一は左飛、広田に代わる代打林安夫は中飛、早川平一も一ゴロに倒れて試合終了。


 広瀬習一は12回を投げて4安打3四球5三振で開幕戦に続いて今季2度目の完封、7勝目をあげる。最後はアップアップのピッチングではあったが。

 山本秀雄も12回を完投して11安打5四球4三振、最後に力尽きた。朝日は中三日の林安夫を温存して中途半端な負け方であった。







*広瀬習一は今季2度目の完封で7勝目をあげる。







 

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