１７年 名古屋vs阪急 ３回戦

5月9日 （土） 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 名古屋 7勝16敗 0.304 河村章
1 0 0 0 0 0 0 5 X 6 阪急  13勝9敗1分 0.591 森弘太郎

勝利投手 森弘太郎 5勝3敗
敗戦投手 河村章     1勝6敗

勝利打点　森田定雄　1


最も無名の最強打者

　このところ阪急の四番に定着している森田定雄の強打が炸裂した。

　阪急は初回、先頭の西村正夫が三塁に内野安打、上田藤夫が送って一死二塁、フランク山田伝の三ゴロの間に西村は三進、森田がレフト線に痛烈なタイムリーを放って1点を先制する。

　阪急先発の森弘太郎が絶妙の投球を見せ、3回に芳賀直一にライト線ヒットを許したのみで6回まで1安打無失点。7回、一死後桝嘉一にレフト線ヒットを許し、飯塚誠に四球を与えて一死一二塁とするが、吉田猪佐喜を捕邪飛、山下実を三振に打ち取りこの回も無失点。

　阪急は8回、先頭の江口行雄がツーナッシングと追い込まれながら粘って四球で出塁、池田久之の二ゴロをセカンド石丸藤吉がエラー、森の二前プッシュバントが内野安打となって無死満塁、トップに返り西村が押出し四球を選んで2-0、上田藤夫の右犠飛で3-0、ダブルスチールを決めて一死二三塁、山田は浅い左飛に倒れて二死二三塁、ここで森田が中前に2点タイムリーを放ち5-0として試合を決める。

　8回、9回と併殺で凌いだ森弘太郎は2安打3四球2三振で今季初完封、5勝目をあげる。


　当ブログが「最も無名の最強打者」と呼ぶ森田定雄が4打数2安打3打点を記録する活躍を見せた。



＊森弘太郎は2安打完封で5勝目をマークする。