2014年12月3日水曜日

17年 巨人vs阪急 4回戦


5月5日 (火) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 1 0 0 0 4 5 巨人 16勝6敗 0.727 須田博
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急 12勝9敗1分 0.571 森弘太郎 笠松実

勝利投手 須田博     2勝0敗
敗戦投手 森弘太郎 4勝3敗

二塁打 (巨)中島、白石 (急)山田

勝利打点 呉波 2 


白石敏男、満塁走者一掃の二塁打

 3回まで三者凡退を続けた巨人は4回、一死後水原茂が左前に初ヒットを放つが、楠安夫は左飛、川上哲治も左飛に倒れて無得点。

 巨人は5回、先頭の中島治康がレフト線に二塁打、伊藤健太郎が送って一死三塁、呉波の一ゴロで三走中島がホームに突っ込みファースト森田定雄がバックホームするがセーフ、野選が記録されて中島が生還、1点を先制する。

 6回から8回まで無安打の巨人は9回、先頭の中島が左前打で出塁、伊藤の投前送りバントをピッチャー森弘太郎は二塁に送球して中島は二封、呉が中前打、坂本茂が四球を選んで一死満塁、阪急ベンチはここで先発の森から巨人キラー笠松実にスイッチ、須田博は打って出たが投飛に倒れて二死満塁、トップに返り白石敏男が左中間に走者一掃の二塁打を放って4-0、水原がセンター右にタイムリーで続き5-0とする。

 復帰2戦目の須田博は阪急打線を翻弄した。5回まで3つの四球は許したものの無安打ピッチング。6回、二死後フランク山田伝に左中間二塁打を許し、森田に中前打を打たれるが同点のホームを狙った二走山田をセンター呉が刺して事なきを得た。

 8回は中村栄に代わる代打池田久之に四球を与え、森の投前バントを間に合わない二塁に投げてフィルダースチョイス、西村正夫に送られて一死二三塁、上田藤夫を歩かせて一死満塁とされるが、山田の左飛で三走池田がタッチアップから同点のホームを狙うとレフト林清一からのバックホームにタッチアウト、巨人は7回の攻撃で塁に出た伊藤健太郎に代走林清一を起用して林がそのままレフトの守備に入っていた。

 9回も3つの四球で一死満塁とするがここは表の攻撃で4点もらっており、余裕で江口行雄を三振、笠松を捕飛に打ち取り、2安打8四球3三振の今季初完封で2勝目をあげる。


 8四球で分かるようにまだ本調子ではないが、呉波と林清一の補殺に助けられての完封劇であった。


 勝利打点は先制得点となった呉波の内野ゴロに記録されたが、‟真の殊勲打”が9回満塁走者一掃の二塁打を放った白石敏男であることは言うまでもない。









*復帰2戦目の須田博は2安打完封で2勝目をマークする。















 

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