2014年1月5日付けブログ「月間MVP統合のお知らせ」で既報のとおり、昭和16年6月の試合数は18試合だけでなので6月と7月の月間MVPは統合させていただきます。
月間MVP
投手部門
大洋 野口二郎 1
候補は例によって須田博、森弘太郎、野口二郎の三人であった。
須田博は今月、6試合に登板して3勝1敗1セーブ。48回を投げて22安打12四球18三振、自責点3、防御率0.56、WHIP0.71、奪三振率3.38であった。病気のため欠場が惜しまれる。
森弘太郎は今月、9試合に登板して6勝2敗、2完封。64回3分の2を投げて45安打16四球10三振、自責点12、防御率1.67、WHIP0.94、奪三振率1.41であった。
野口二郎は今月、8試合に登板して6勝1敗1セーブ、3完封。66回を投げて29安打19四球26三振、自責点5、防御率0.68、WHIP0.73、奪三振率3.55であった。
須田博は投げられる状態ではなかったようであるが成績は圧巻である。
森弘太郎は最後の試合で自責点8だったのが惜しまれる。この試合を除くと防御率0.64、WHIP0.83に跳ね上がる。
いずれにせよ、野口二郎が受賞した。
打撃部門
巨人 呉波 1
打撃部門は呉波と川上哲治というカテゴリーの違う二人の争いとなった。
呉波は今月、14試合に出場して40打数13安打9得点5打点4盗塁13四球、二塁打1本。
打率3割2分5厘、出塁率4割9分1厘、長打率3割5分、OPS0.841であった。
川上哲治は今月、14試合に出場して55打数17安打6得点10打点2盗塁8四球1死球、二塁打4本,本塁打1本、打率3割9厘、出塁率4割6厘、長打率4割3分6厘、OPS0.843であった。
川上は既に巨人の不動の四番であるが、呉は6月21~23日の三試合は八番、24日の朝日戦は九番、7月1日、2日が八番で3日がようやく一番。5日と6日は八番に戻って8日の阪急戦から一番に定着することとなる。
二人は全くカテゴリーの違う打者であるが、OPSは僅差となっている。
月間MVPを受賞した呉波の出身校は嘉義農林です。嘉義農林野球部を描いた台湾映画「KANO」がもうすぐ日本でも封切りとなります。
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