2014年2月25日火曜日

16年 黒鷲vs阪神 7回戦


8月1日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8  9  計
0 0 0 0 0 0 1 0  0  1 黒鷲 14勝29敗 0.326 畑福俊英
0 0 1 0 0 0 0 0 1X 2 阪神 24勝22敗 0.522 三輪八郎 若林忠志

勝利投手 若林忠志 10勝8敗
敗戦投手 畑福俊英   2勝6敗

二塁打 (神)三輪、宮崎
三塁打 (神)松下

勝利打点 松下繁二 2

猛打賞 (黒)畑福俊英 1

ファインプレー賞 (黒)富松信彦 2 (神)森国五郎 2


松下繁二、サヨナラ三塁打

 阪神は初回、2つの四球で二死一二塁とするが松下繁二が中飛に倒れて無得点。2回も二死後三輪八郎が左中間に二塁打を放つが森国五郎は遊飛に倒れる。

 阪神は3回、先頭の宮崎剛がセンター右奥に二塁打、皆川定之が送って一死三塁、カイザー田中義雄は四球を選んで一死一三塁、松木謙治郎の当りは一塁後方ファウルグラウンドへの当り、これをセカンド宗宮房之助が懸命に追ったところ、翌日の読売新聞によると「黒鷲ベンチでは“落とせ、落とせ”と懸命に叫んだ」が、「若い宗宮が背走して好捕したので楽に宮崎の生還となった。」とのこと。ベンチから見ても宗宮が捕ったら三走宮崎がタッチアップから生還してしまうと見えたのでしょう。松木には打点が記録されているので「二邪犠飛」となります。

 黒鷲は7回、一死後畑福俊英の遊ゴロをファースト松木がエラー、清家忠太郎の右前打で一死一二塁、ここで二邪飛を捕球して犠飛にするボーンヘッドを犯した宗宮が汚名挽回の右翼線タイムリーを放って1-1の同点に追い付く。

 阪神は8回、先頭の森が中前打、トップに返り宮崎が送って一死二塁、皆川が三遊間を抜くと二走森は三塁ベースを蹴ってホームに突進、しかしレフト富松信彦からのバックホームにタッチアウト、田中は捕邪飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 阪神は9回裏、先頭の松木が中前打、ここで松下が右中間にサヨナラ三塁打を放って阪神が打っ棄り勝ち。


 サヨナラ打を打たれた畑福俊英は8回3分の0を投げて6安打3四球無三振2失点、打っては4打数3安打で猛打賞を獲得、1つの凡退も敵失に生きて黒鷲唯一の得点を記録した。


 初回の先制チャンスに凡退した松下繁二は第三打席まで凡打が続いたが、9回裏にサヨナラ三塁打を放った。3回の守備では二邪飛を犠飛にするボーンヘドを犯した宗宮房之助は、7回に同点タイムリーを放った。73年後、ショートプログラムでは失敗の連続だった浅田真央はフリーで会心の滑りを見せた。スポーツの現場では失敗など日常茶飯事、そこで諦めてしまっては、結果など付いてきません。







 

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