6月18日 (火) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 3 0 0 0 0 4 名古屋 22勝16敗2分 0.579 松尾幸造 村松幸雄
0 0 0 0 1 0 0 0 2 3 ライオン 11勝29敗1分 0.275 菊矢吉男 福士勇
勝利投手 松尾幸造 5勝5敗
敗戦投手 菊矢吉男 6勝10敗 セーブ 村松幸雄 2
二塁打 (名)芳賀2 (ラ)広田
勝利打点 吉田猪佐喜 4
芳賀直一、満塁走者一掃の二塁打
名古屋は3回、二死後桝嘉一が左前打で出塁、大沢清が四球を選んで二死一二塁、吉田猪佐喜が右前に先制タイムリーを放って1-0とする。
名古屋は5回、先頭の桝がセンター左にヒット、大沢の一ゴロをファースト玉腰年男が二塁に送球するがセカンド前田諭治が後逸する間に桝は三塁に、打者走者の大沢も二塁に進む。大沢が打っての一ゴロであれば二塁ベースカバーはショートになるはずですがエラーはセカンドの前田に記録されているのでこれは大沢の一前送りバントをファースト玉腰が一塁ベースカバーに入ったセカンドの前田に送球したが前田が後逸したものでしょう。大沢には犠打は記録されていませんのでバント自体はいいバントでは無かったようです。と言うことで無死二三塁、吉田猪佐喜の二ゴロで三走桝がホームを突くがセカンド前田からのバックホームにタッチアウト、吉田が二盗を決めて、中村三郎は三振、三浦敏一が四球を選んで二死満塁、ここで芳賀直一が中越えに走者一掃のタイムリー二塁打を放って4-0とする。
ライオンは5回裏、一死後前田の二飛をセカンド中村が落球、菊矢吉男が死球を受けて無死一二塁、菊矢の代走に山本秀雄が起用されているので菊矢は腕に死球を受けたのかもしれない。トップに返り坪内道則の遊ゴロで山本は二封、加地健三郎が中前にタイムリーを放って1-4とする。
ライオンは6回から二番手として福士勇がマウンドに上がる。
名古屋は7回から先発の松尾幸造に代えて村松幸雄をマウンドに送り逃げ込みを図る。
ライオンは9回、一死後福士がセンター左にヒット、トップに返り坪内の二ゴロをセカンド中村がエラーして一死一二塁、加地健三郎の右前打をライト吉田が内野への返球を悪送球する間に二走福士が還って2-3、一走坪内は三塁に、打者走者の加地は二塁に進む。加地には打点は記録されていない。一死二三塁となり、玉腰の右犠飛で3-4と1点差に詰め寄り、なお二死三塁、鬼頭数雄が四球を選んで二死一三塁、これは敬遠の可能性が濃厚です。この場面でここまで4打数2安打と当っている戸川信夫をバッターボックスに迎えるが戸川は右飛に倒れてゲームセットを告げるサイレンが高々と響き渡る。
この試合の勝利打点は吉田猪佐喜となるが、5回に芳賀直一が放った満塁走者一掃のタイムリー二塁打こそが真の殊勲打でしょう。
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