6月24日 (月) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 3 0 0 1 0 0 0 0 4 セネタース 26勝15敗4分 0.634 野口二郎
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 金鯱 12勝29敗3分 0.293 古谷倉之助
勝利投手 野口二郎 17勝5敗
敗戦投手 古谷倉之助 4勝10敗
二塁打 (セ)石井
勝利打点 石井豊 2
野口二郎4日間4連投
セネタースは昨日のジャイアンツ戦で完投した野口二郎が連投で先発。野口は21日のイーグルス戦で完封、22日の名古屋戦で1イニング投げ、23日のジャイアンツ戦で完投負けとなり、本日で4日間4連投となる。
セネタースは2回、先頭の小林茂太がストレートの四球、小林が二盗を決めて無死二塁、柳鶴震の二ゴロで小林は動かず一死二塁、横沢七郎の遊ゴロで小林が三塁に走りショート濃人渉が三塁に送球するがこれをサード漆原進が落球して一死一三塁とする。二走小林茂太の走塁は二ゴロで動かず遊ゴロで三塁に走っているのでセオリーを無視しているようにも見えますが、スコアカードの記録だけでは打球の強弱や野手の捕球体勢などは分かりませんので、実際に見ていない者が記録だけで判断するのはお門違いというものでしょう。当ブログはその現場での判断を尊重します。一死一三塁から石井豊が左翼線にタイムリー二塁打を放って1点を先制してなお一死二三塁、小島二男が右前に2点タイムリーを放って3-0とする。
セネタースは5回、一死後苅田久徳が四球を選んで出塁、村松長太郎の遊ゴロをショート濃人がエラー、野口二郎の三遊間内野安打で一死満塁、小林の中犠飛で4-0とする。
野口二郎は4安打2四球7三振で今季6度目の完封、17勝目をあげてスタルヒンと並びハーラートップとなった。昨日のジャイアンツ戦で連続自責点ゼロ記録が77回でストップした野口は再び連続自責点ゼロ記録に挑戦する。
セネタースは3安打で4点をあげて4安打の金鯱に快勝した。セネタースが試合巧者ぶりを発揮した試合であった。
勝利打点は先制タイムリー二塁打の石井豊となるが、追撃弾を放った小島二男(こじま おとお)の2点タイムリーが試合を決めた一撃であった。小島はプロでは通算9打点を記録したのみであるが、その内の2打点が本日の殊勲打によるものであった。
小島二男は豊岡実業(現・埼玉県立豊岡高等学校)の出身。豊岡実業は昭和11年夏の埼玉県予選の松山中学戦で72対0という大勝利を記録している。この試合は長らく高校野球史上最多得点試合であったが、1998年(平成10年)夏の青森県大会で東奥義塾が深浦高校に122対0で勝って62年ぶりに記録を更新した。小島二男は昭和11年にセネタースに入団しているので豊岡実業が72点を記録した時のメンバーではないはず。
*野口二郎は4安打で今季6度目の完封、17勝目をあげる。
0 件のコメント:
コメントを投稿