2012年11月19日月曜日

15年 南海vsライオン 7回戦


6月23日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 南海       12勝30敗2分 0.286 政野岩夫 天川清三郎 劉瀬章
4 4 0 0 0 0 1 0 X 9 ライオン 13勝30敗1分 0.302 近藤久

勝利投手 近藤久     2勝7敗
敗戦投手 政野岩夫 2勝6敗


二塁打 (ラ)坪内、鬼頭


勝利打点 なし


ライオン吠える!

 南海は負傷の吉川義次が欠場して国久松一が先発マスクを被る。国久は興國商業(現・興國高等学校)時代は強肩を買われてキャッチャーもやっていたようです。

 ライオンは初回、先頭の坪内道則が左翼線に二塁打、加地健三郎は四球、玉腰年男も四球を選んで無死満塁、鬼頭数雄の打席でワイルドピッチが飛び出し坪内が還って1点を先制、南海は先発の政野岩夫を一死も取れずに降板させて早くも天川清三郎をリリーフに送る。鬼頭数雄は遊ゴロに倒れ、戸川信夫が死球を受けて一死満塁、広田修三の左前タイムリーで2-0、井筒研一も左前に2点タイムリーを放って4-0とする。


 ライオンの2回の攻撃はトップの坪内から。坪内が三塁に内野安打、加地が四球を選び、玉腰の一塁への内野安打で2イニング連続の無死満塁、鬼頭が右翼線に2点タイムリーを放って6-0、なお無死一三塁から戸川の中犠飛で7-0、広田の左前打で一死一二塁、続く井筒の遊飛をショート前田貞行が一旦捕球するが落球、井筒には遊飛が記録されて二死となるが落球の隙を突いて二走鬼頭が快足を飛ばして一気にホームに還り8-0とする。

 南海は3回から三番手として劉瀬章を登板させる。

 ライオンは7回、二死後前田諭治が二塁へ内野安打、セカンド上田良夫の悪送球が加わって前田は二塁に進み、近藤久は四球、トップに返り坪内の三ゴロをサード深尾文彦がエラーして二死満塁、加地が押出し四球を選んで9-0とする。

 近藤久は5安打7四球7三振で6回戦に続いて南海戦2試合連続完封、2勝目をあげる。


 ライオン打線は12安打で9得点、南海相手ではあったが吠えた。坪内道則が5打数3安打2得点二塁打1本、鬼頭数雄が5打数3安打1得点2打点二塁打1本の活躍、矢張り頼りになるのはベテラン勢である。








            *近藤久は5安打完封で3勝目をあげる。













     *12安打9得点を記録したライオン打線。








 

0 件のコメント:

コメントを投稿