2011年9月23日金曜日

緊急告知 ラスト・スパート ⑤


 大変なことになってきました。本日マット・ケンプは5打数4安打2打点、二塁打3本、本塁打1本。今季通算576打数188安打118打点、3割2分6厘、36本塁打となり、打点はライアン・ハワードに5打点差を付けてのトップ、本塁打は本日37号を放ったアルバート・プホルスに1本差の二位、打率はトップのライアン・ブラウンに4厘差、二位のホセ・レイエスに3厘差の三位に上げてきており、三冠王が現実味を帯びてきました。今のところ日本でマット・ケンプ三冠を報じているのは当ブログだけですので独占報道状態となっております。

 ここ6試合で25打数15安打8打点3本塁打、打率を一気に1分2厘押し上げてきたことが三冠王への可能性を高めた要因ですので、各種報道が追い付けないのも致し方のないところでしょう。当ブログですら一週間前には全くのノーマークでしたので。どうせ明日の各紙も黒田の13勝というあまり報道価値のないニュースのみが取り上げられることは分かりきった話なので当ブログでは全く興味を示さないであろうことも予言させていただきます。

 マット・ケンプに話を戻しまして、本日の第一打席は低目のスライダーを左翼線にラインドライブ、脚から滑り込んでの二塁打。5回の第三打席は内角球を右中間に運びフェンス直撃、二塁にはヘッドスライディングを見せての二塁打。あの体でのダイブには迫力があります。6回の第四打席は左中間最深部への当りでスタンディングング・ダブル。8回の第五打席は走者を一塁に置いて外角の力のない球をバックスクリーンに第36号ツーランを叩き込みました。打たれたのは敗戦処理に出てきたかつてのサイ・ヤングピッチャーのバリー・ジトでした。

 ドジャー・スタジアムには「MVPコール」が響き渡っていますが、もうMVPどころではなくなってきました。1967年のカール・ヤストレムスキー以来44年ぶりの快挙が成るか否か、全ては残り7試合に懸かってきました。ヤストレムスキーの次の三冠はアルバート・ベルが最も近いと言われていましたが達成できず、次いでアルバート・プホルスが三冠に最も近いと言われ続けてきましたが、漁夫の利をさらわれそうな雰囲気が漂ってきました。

 マット・ケンプの画像チェックは行ってこなかったのであまり偉そうなことは言えませんが、34号がバックスクリーン直撃、35号がセンターオーバー、本日の36号がバックスクリーンであることは確認しておりますので、今のブレのないスウィングから見ると、今日でばったり止まってしまうということは考えにくいと見ているのですがいかがでしょうか。かつての荒っぽいイメージは全く見られません。画像はMLB.comのホームページからドジャースのマークをクリックして入っていき、マット・ケンプの画像を見つければ誰でも無料で見ることができます。

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