ジャスティン・バーランダーは昨日中四日では投げず、本日中五日できましたのでこれが今季最終登板となります。結局、1990年ボブ・ウェルチ以来の25勝はなりませんでした。防御率もトップはキープしていますがジェレッド・ウィーバーに0.01差となりましたのでこちらもどうなるか分からなくなってきました。と言うことで、サイ・ヤング賞は不動でしょうが、MVPは厳しくなってきたかもしれません。こうなるとエイドリアン・ゴンザレスに注目が集まる訳ですが、こちらはラスト・スパートがかからず、本日ミゲール・カブレラが28号を含む4打数3安打で打率1厘差と迫ってきましたのでどうなることやら。ボストン・レッドソックスもワイルドカードを争うレイズに1.5ゲーム差に迫られてきましたのでますますどうなることやら。まぁ今年のレイズには魅力を感じませんのでボストンがこのまま行くとは思いますが。と言うことで、MVP争いはエイドリアン・ゴンザレスが一歩リードと言うところでしょう。それでも私に投票権があれば、ジャスティン・バーランダーに清き一票を投じます。今季通算251回を投げて250奪三振と、奪三振率が9.00を切ってしまったのはとても残念ではありますが。
ジェレッド・ウィーバーにはあと一試合登板機会がありますので防御率逆転一位を懸けてくるでしょう。但し防御率一位が確定したところで降板するようなセコイ真似はやめて最後まで投げ切ってもらいたい。昨年のカルロス・ゴンザレスのような最終二試合を休んでの逃げ切り首位打者のようなセコイ真似はやめましょう。高い給料をもらっているのだから、最後まで全力を尽くすという至極あたりまえの社会的責任を果たしましょう。果たしていないプレイヤーの何と多いことか。もちろん当ブログの登場人物には関係のない話ではありますが。
ライアン・ブラウンが3打数2安打2打点で首位打者に返り咲きました。これで3割3分0厘9毛2糸、マット・ケンプは4打数1安打で3割2分5厘3毛4糸、5厘5毛8糸の差がつきました。ホセ・レイエスは3打数1安打で3割2分9厘5毛0糸。ホセ・レイエスは5年前には大リーグNo1のエキサイティング・プレイヤーでした。松井稼頭央がショートのポジションが獲れなかったのはホセ・レイエスに勝てなかったからです。三年連続盗塁王の脚もさることながら、あの肩にはPL学園時代速球投手だった松井稼頭央もかないませんでした。
ミルウォーキー・ブルワーズは昨日1982年以来の地区優勝を果たしたとあって昨晩はドンチャン騒ぎだったでしょうが、プリンス・フィルダーもライアン・ブラウンも本日はフル出場しています。最後まで全力を尽くすという社会的責任を理解しているようです。アメリカ式バッティングを理解するには本日のライアン・ブラウンの第一打席の三塁打の画像を見ることをお薦めします。打球はライト線に飛びましたがバットは三塁ファウルグラウンドに飛んでいます。最初はバットが折れたのかと思いましたが、MLB.comの画像ではスローモーションも映してくれています。このスローモーションによると、まず左手が離れますが右手はまだバットを押し込んでいます。それから右手も離れたバットが三塁側に飛んでいきます。もう一度言いますがこれはライト線への打球です。ある程度バッティングを理解されている方であればこの拙い文面だけで何が起こったのかを理解していただけるでしょうが、百聞は一見に如かず、まずはこの画像を是非見てみてください。
*1982年にワールドシリーズに出場したミルウォーキー・ブルワーズを牽引したポール・モリターとロビン・ヨーントのWサインカードです。このワールドシリーズではこの年オジー・スミスが加入したセントルイス・カージナルスに敗れましたが、ホワイティ・ボールのカージナルス、ジョージ・ブレッドのカンザスシティ・ロイヤルズと並んで、スピードの時代であった80年代を代表するチームでした。
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