１４年 イーグルスvs名古屋 ４回戦

5月7日 （日） 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 0 0 2 3 イーグルス ９勝１３敗１分 0.409 望月潤一
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 名古屋 　　 ８勝１３敗２分 0.381 大沢清

勝利投手 望月潤一 １勝３敗
敗戦投手 大沢清     ０勝１敗


望月潤一、2安打完封


　ダブルヘッダーの第二試合。イーグルスは第一試合にもリリーフに出そうになった望月潤一が先発。一方、名古屋は繁里栄の連投ではなく大沢清が先発のマウンドに上る。

　イーグルスは初回、一死後好調山田潔が中前打で出塁、太田健一の右前打で一死一三塁、中河美芳の一ゴロをファースト中村三郎がエラーする間に山田が還って1点を先制する。

　イーグルスは2回以降大沢に抑えられて4安打で無得点。9回、一死後辻信夫が三塁に内野安打、漆原進は投飛に倒れるが寺内一隆四球、山田も四球を選んで二死満塁、太田の二ゴロをセカンド村瀬一三がエラーする間に辻に続いて寺内も生還して3-0とする。

　望月潤一は初回こそ三者凡退に切り抜けたが2回は先頭の加藤正二に四球を与えパスボールで無死二塁のピンチを迎えたが中村遊ゴロ、三浦敏一、芳賀直一を連続三振に打ち取る。3回は二死後石田政良に三塁線を抜かれ村瀬四球で二死一二塁とするが大沢を投ゴロに打ち取る。前半のピンチを切り抜けると後半は調子に乗り6回の村瀬の中前打のみに抑え、結局2安打2四球4三振の完封で今季初勝利をあげる。望月は昭和13年11月16日にも当時絶好調であったタイガース打線を1安打完封している。好調時のドロップはなかなかのもの、四球で崩れるケースが多いが本日は2四球に抑えたことも完封につながった。


　イーグルスは三本柱で3連勝、名古屋を抜いて六位に浮上した。







　　　　　＊望月潤一は名古屋打線を2安打完封に退ける。