2011年4月12日火曜日

13年秋 金鯱vsイーグルス 2回戦

9月30日 (金) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 0 0 1 2 金鯱           3勝12敗     0.200 中山正嘉 古谷倉之助
0 0 0 0 0 1 4 3 X 8 イーグルス 6勝5敗2分 0.545 亀田忠


勝利投手 亀田忠     2勝2敗
敗戦投手 中山正嘉 1勝6敗


二塁打 (金)岡野 (イ)寺内
三塁打 (金)小林茂


亀田忠、8四球12三振


 野手がいなくなってしまった金鯱に2選手が入団。9月28日付けで松山商業-立教大学の高久保豊三(20歳)、9月30日付けで韮崎中学-日本大学の永井正尚(21歳)が緊急入団する。松山商業は説明不要、韮崎中学(現・山梨県立韮崎高等学校)は中田英寿を筆頭にサッカーでお馴染みであるが野球もそこそこではないでしょうか。校訓は「文武両道」。二人とも数え年齢が表記されていると考えられますので中退の可能性がありますが詳細は不明。大学野球も秋季リーグ戦の真っただ中のはずで簡単に引き抜けるとも思えないのですが。

 金鯱は初回、先頭の佐々木常助が中前打で出塁、セカンドで先発出場した25日はバッティングどころではなく3打数無安打であったが、本日は九番セカンドにいきなり永井正尚がスタメン出場したおかげでセンターに戻って第一打席からヒットを放つ。岡野八郎は三振、三番ショートに復帰した瀬井清が三塁に内野安打を放ち一死一二塁、小林茂太は捕飛に倒れるが中山正嘉四球、武笠茂男が押出し四球を選んで1点を先制する。

 中山に5回まで1安打1四球無得点に抑えられていたイーグルスは6回、先頭の寺内一隆が四球で出塁、中根之が送ってバッキー・ハリス、亀田忠連続四球で一死満塁、中河美芳の投ゴロの間に寺内が還って1-1の同点とする。

 イーグルスは7回、この回先頭の杉田屋守が四球で出塁して代走に松本操を起用、山田潔の投前送りバントが野選を誘い漆原進の投ゴロでピッチャー中山は三塁に送球するがこれをサード岡野がエラーして無死満塁、トップに返り寺内の右犠飛で2-1と勝ち越すと中根右前タイムリー、ハリス左前タイムリー、更に亀田がピッチャー強襲ヒットを放ち寺内も還ってこの回4点、5-1とする。

 イーグルスは8回、二死後山田が四球で出塁、漆原の遊ゴロが野選を誘い寺内四球で二死満塁、中根が押出し四球を選んで6-1、ハリスが左前に2点タイムリーを放って8-1とする。

 金鯱は9回、佐々木が四球で歩いて岡野の左中間二塁打で1点を返して2-8とするがここまで。

 亀田忠は6安打8四球12三振と久しぶりにらしさを見せて完投で今季2勝目をあげる。

 両チーム共にヒットを打ったのは一~四番打者まで、金鯱は6安打、イーグルスは5安打ながら下位打線がチャンスを作って上位が打って返す攻撃で得点を重ねた。八番山田潔が2打数無安打2得点1四球1犠打、九番漆原進が4打数無安打2得点、二番中根之が2打数1安打2打点、三番バッキー・ハリスが4打数2安打3打点であった。

 本日付で登録された緊急スタメンの永井正尚は2打数2三振1四球1盗塁、高久保豊三も代打に起用されたが三振に終わっている。



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