１３年秋 ジャイアンツvsライオン ２回戦

9月30日 （金） 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 4 0 2 0 0 0 0 0 6 ジャイアンツ １０勝３敗１分 0.769 前川八郎 スタルヒン
0 0 0 0 0 2 0 0 0 2 ライオン          ６勝９敗       0.400 大友一明 菊矢吉男 近藤久


勝利投手 前川八郎 ２勝２敗
敗戦投手 大友一明 ２勝３敗
セーブ　　スタルヒン　１


二塁打　（ジ）前川、千葉、平山
三塁打　（ジ）川上


ジャイアンツ盤石


　ジャイアンツは2回、この回先頭の川上哲治が左中間に三塁打、伊藤健太郎四球、平山菊二三振で一死一三塁、吉原正喜が右前にタイムリー、熊工コンビで1点を先制してなお一死一三塁、前川八郎の左中間二塁打で二者還って3-0、トップに返り三原脩の投ゴロの間に前川が三進、白石敏男の遊ゴロをショート中野隆雄が失する間に前川が還って4-0とする。

　ジャイアンツは4回、平山、吉原が連続四球、前川が送って一死二三塁、三原は三振に倒れるが白石が四球を選んで二死満塁、千葉が左中間に二塁打を放って6-0とする。2回は川上、吉原、4回は千葉と花の13年組の活躍でジャイアンツが大量リード。

　ライオンは6回、一死後坪内道則が左前打で出塁、山本尚敏の三ゴロの間に坪内は二進、鬼頭数雄が右翼線にタイムリーを放ち1-6としてこの打球をライト中島治康が失する間に鬼頭は三塁に進み、水谷則一の右前タイムリーで2-6とする。

　しかしジャイアンツは7回からスタルヒンをリリーフに送り3回を2安打無失点に抑えて危なげなく勝利をおさめる。

　ジャイアンツの強さは海内無双と呼ばれたタイガースに匹敵する盤石なものとなってきた。