2011年4月13日水曜日

13年秋 タイガースvs南海 3回戦

9月30日 (金) 西宮


1 2 3 4 5 6 7 8  9   計
0 1 0 0 0 0 0 0  0   1 タイガース 9勝7敗       0.563 御園生崇男
0 0 0 0 0 0 0 0 2X  2 南海          5勝8敗2分 0.385 宮口美吉


勝利投手 宮口美吉     3勝3敗
敗戦投手 御園生崇男 4勝3敗


二塁打 (タ)景浦、藤村、御園生 


サヨナラ暴投


 タイガースは2回、景浦将が中越えに二塁打、藤村富美男が右中間に二塁打で続き1点を先制する。

 この後は宮口美吉、御園生崇男の投げ合いが続く。御園生は4回まで三振1個、フライアウト6個、ゴロアウト5個のパーフェクトピッチング。5回、先頭の中村金次に中前に初ヒットを許したところで石本秀一監督はキャッチャーを門前真佐人からカイザー田中義雄に代える気遣いを見せる。これで立ち直り、その後7回まで無安打1四球4三振。一方、宮口も2回の連続二塁打以降は7回に御園生に右翼線二塁打を打たれるまで無安打ピッチング。

 タイガースは8回、一死後景浦がこの日2安打目となる左前打を放つが後続なし。その裏南海は一死後宮口が中前打を放つが海蔵寺弘司の遊ゴロで6B-3のゲッツー。9回表のタイガースは二死後岡田宗芳が四球で歩くが松木謙治郎が中飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 南海は9回裏、この回先頭の小林悟楼がセンター左にヒット、西端利郎が捕前に送りバントを決めて一死二塁、鈴木芳太郎が右前打を放って二走小林がホームインして1-1の同点。バックホームの間に打者走者鈴木が二塁に走るとライト藤井勇からの返球を受けたキャッチャー田中が二塁に悪送球して鈴木は三塁に進み一死三塁、中村四球で一死一三塁、ここで御園生の投球がワイルドピッチとなり三走鈴木が還って南海がサヨナラ暴投で勝利をおさめる。このシーンを翌日の読売新聞は「鈴木の安打は右翼からの送球で鈍足の小林を本塁に刺すに十分のタイムがあったにも拘らず捕手田中は小林に目もくれず二塁に投じ、而もこれが高投となって同点とした上に鈴木の三進を許し中村金次を敬遠した直後御園生の暴投が生まれ一切の結末をつけたのであった。」と伝えている。

 両チーム4安打ずつ、宮口美吉は4安打6四球1三振の完投で今季3勝目。御園生崇男も4安打2四球5三振の好投であった。


 1997年夏の神奈川県予選、横浜高校vs横浜商業の対決となった準決勝9回裏、2年生松阪大輔のサヨナラ暴投で横浜高は涙を飲み、Y校が決勝に進出した。練習嫌いでとおっていた松阪はこの悔しさをバネに練習に励み、翌年春夏連続優勝を成し遂げる。本日の松阪は2回3分の0で7失点。簡単に立ち直れる内容ではない。マイナーで調整するべきでしょう。松坂君、あの時の悔しさを思い出して練習に励め!

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