2011年4月26日火曜日

13年秋 南海vsイーグルス 2回戦

10月8日 (土) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 南海           6勝11敗2分 0.353 宮口美吉
0 3 0 0 0 0 0 2 X 5 イーグルス 8勝6敗2分   0.571 亀田忠


勝利投手 亀田忠     3勝3敗
敗戦投手 宮口美吉 4勝4敗


二塁打 (イ)亀田


亀田忠、4安打完投


 ダブルヘッダーの第一試合。

 イーグルスは2回、この回先頭の四番ピッチャー亀田忠が初球を右前に叩いて出塁、続く中河がストレートの四球、杉田屋守の二ゴロをセカンド西端利郎が失して無死満塁、野村実の投ゴロで亀田は本封、山田潔の二ゴロを又も西端がエラーする間に中河が還って1点を先制する。山田には打点が記録されていますので正確には「山田の二ゴロで中河が生還して1点を先制、これをセカンド西端がこの回2個目のエラーして山田も一塁に生きる。」となります。更に漆原進がワンスリーから押出し四球を選んで2-0、トップに返り寺内一隆の遊ゴロ併殺崩れの間に野村が還って3-0とする。

 イーグルス先発の亀田忠は1回、2回と2個ずつ四球を与えるがここを無失点で切り抜けると調子に乗り7回まで1安打5四球6三振無失点、今年5度目の1安打ピッチングの可能性もでてきた。

 南海は8回、この回先頭の小林悟楼が左前打で出塁、亀田の1安打ピッチングはなくなる。西端の投ゴロでランナーが入れ替わり、打者鈴木芳太郎のカウントワンスリーのところで西端がディレードスチールを試みるが亀田が落ち着いて二塁に送球し1-4-3と渡ってタッチアウト。しかし鈴木が四球で出塁、ワイルドピッチで二進して中村金次の左翼線タイムリーで生還して1-3と追い上げる。

 イーグルスは8回裏、この回先頭のバッキー・ハリスが左翼線ヒットで出塁、亀田がこの日3安打目となる左前打、中河四球で無死満塁、杉田屋の投ゴロの間にハリスが還って4-1としてなお一死二三塁、野村が四球を選んで一死満塁、山田の二ゴロは4-6-3と渡るが一塁はセーフ、併殺崩れで亀田が生還して5-1、二走中河も三塁を蹴ってホームを狙うが三本間に挟まれて3-2-5-2と渡ってタッチアウト。

 イーグルスは5点をあげたがタイムリーヒットはゼロ。一つの押出し以外は全て内野ゴロの間に三塁ランナーがホームを突いたものであった。

 亀田忠は南海の最終回の攻撃を中田道信の左前打以外三振に打ち取ってゲームセット。亀田は「得意の」1安打ピッチングこそ逃したものの4安打6四球9三振、136球の完投で今季3勝目をあげる。

  MLBでは松坂が二試合連続1安打ピッチングを披露しました。当ブログで二軍で出直してこいと言った途端の快挙です。まさに脱帽ではありますが、通常1安打ピッチングというのは完投して初めて認定されます。昭和13年のここまでの亀田の四度の1安打ピッチングは当然全て完投しています。松坂は最初は7回、二度目は8回で降板していますが、ボストン・レッドソックスの首脳陣はスポニチを読んでいないのでしょうか。2011年4月19日付けスポーツニッポン第二面の鈴木啓示氏のコラム「もの申す」には「記憶に残る、鮮烈なワンシーンがある。・・松坂大輔が西武入団3年目の2001年、春野キャンプで投げ込みを敢行した。A組でピッチングを始めた彼はB組、C組、D組の投球練習が終わっても、ブルペンを離れなかった。『球数ですか?350~360球、・・・後半の方がいいボールがきていました』相手を務めた捕手の証言である。・・・私の目にも『・・・200球を超えてからいい球がいき始めた』と映った」として投げ込みと走り込みの重要性を説いています。松坂のピッチングの特徴が回を追うごとに凄みを増してくることは甲子園以来日本人であれば誰でも知っていることですがボストンの首脳陣には理解できていないようです。

 なお、最近の記事を長く引用させていただきました。問題があるようでしたら削除させていただきます。













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