2011年4月15日金曜日

13年秋 金鯱vsセネタース 4回戦

10月1日 (土) 後楽園


1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 1 0 0 0 0 0 0 0 3 金鯱      3勝14敗    0.176 古谷倉之助 中山正嘉
2 0 0 0 2 0 0 1 X 5 セネタース 9勝7敗1分 0.563 金子裕


勝利投手 金子裕        4勝4敗
敗戦投手 古谷倉之助 0勝5敗


二塁打 (セ)苅田、尾茂田、遠藤
三塁打 (セ)青木


金鯱七連敗


 ダブルヘッダーの第二試合。

 金鯱は初回、先頭の佐々木常助が四球で出塁、岡野八郎の左前打で無死一二塁、瀬井清の右飛で二者進塁して一死二三塁、小林茂太の遊ゴロをショート今岡謙次郎が失する間に佐々木が還って1点を先制してなお一三塁、古谷倉之助は浅い右飛に倒れて二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて岡野が還り2-0とする。しかし金子裕の二塁牽制に小林茂が釣り出されて1-5-4と渡りスリーアウトチェンジ。

 セネタースはその裏、先頭の苅田久徳が左翼線に二塁打、森口次郎の三前送りバントが内野安打となって無死一三塁、尾茂田叶の左中間二塁打で苅田が還って1-2、遠藤忠二郎は三ゴロに倒れるが佐藤武夫の中犠飛で2-2の同点とする。この頃は公式記録では犠牲フライは記録されておらず凡打として記録されており、現在首位打者の佐藤としては痛いところ。

 金鯱は3回、松元三彦が右前打で出塁、高久保豊三が右前にヒットを放ちこれをライト森口がエラーする間に松元が一挙ホームに還り3-2とする。

 セネタースは5回、一死後金子裕の二ゴロをセカンド佐々木がエラー、青木幸造が右中間に三塁打を放って3-3の同点、磯野政次四球で一死一三塁、苅田の二ゴロが併殺崩れとなる間に青木が還って4-3と玉点に成功。更に8回、苅田四球、森口送りバント、尾茂田四球、ダブルスチール、遠藤右犠飛とノーヒットで1点を追加して5-3、金子がそのまま逃げ切りセネタースがダブルヘッダーに連勝する。

 金子裕は7安打5四球2死球5三振の完投で今季4勝目。

 これで7連敗の金鯱としては勝つとしたら今日しかなかった。古谷倉之助、中山正嘉を注ぎ込み序盤戦は押し気味に進めながら逆転負け。今の金鯱は昭和12年春季リーグ戦のイーグルスよりも弱い。あの頃のイーグルスは確かに負け続けてはいたが終盤に粘りを見せるなど、明日につながる試合をしており12年秋の三位躍進に結び付けた訳であるが、今の金鯱には明日への展望が見いだせない。佐々木常助をセカンドに起用するのは致し方ない面もあるが、二試合ほどは何とかこなしていたが本日は手痛いエラーがきっかけとなって逆転された。手薄な内野陣を強化しなければ明日は来ない。

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