今節はタイガースが3勝0敗、名古屋、金鯱、阪急が2勝1敗、イーグルス、セネタース、ジャイアンツが1勝2敗、ライオンが0勝3敗であった。
各チーム11試合を経過して、1位タイガース10勝1敗、2位阪急7勝4敗、2位ジャイアンツ7勝4敗、4位ライオン4勝7敗、4位金鯱4勝7敗、4位名古屋4勝7敗、4位イーグルス4勝7敗、4位セネタース4勝7敗となり、全チームがAクラス入りするという異常事態となった(ワールドカップと違い得失点差で順位は変動しません。)。
週間MVP
投手部門
阪急 浅野勝三郎 1
今節はスタルヒン(7安打3四球5三振)、西村幸生(3安打6四球4三振)、浅野勝三郎(2安打無四球3三振)、小田野柏(3安打3四球4三振)、亀田忠(2安打9四球12三振)と5人のピッチャーが完封勝利を収めた。この5人を有名な順に並び替えると
① スタルヒン・・・・・・一般人でも知っている人がいる
② 西村幸生・・・・・・かなりの野球ファンなら知っている
③ 亀田忠・・・・・・・・それなりに調べている人なら知っている
④ 小田野柏・・・・・・かなり調べないと知らない
⑤ 浅野勝三郎・・・・ほとんど知らない
というところでしょうか。これを今節の成績順に並べると
① 浅野勝三郎・・・・・・(2安打無四球3三振)
② 小田野柏・・・・・・・・(3安打3四球4三振)
③ 亀田忠・・・・・・・・・・(2安打9四球12三振)
④ 西村幸生・・・・・・・・(3安打6四球4三振)
⑤ スタルヒン・・・・・・・・(7安打3四球5三振)
と全く逆の順番になります。
有名度ランキングは、ほぼ通算成績に比例します。ところがこれを昭和13年5月21日~22日に彼らが残した成績にフォーカスすると全く逆の結果が出ました。当ブログが毎週週間MVP他を表彰している意味はここにあります。
打撃部門
タイガース 藤村富美男 1
今節は三番に座り14打数6安打5打点、「四球ゼロ」が藤村のバッティングスタイルを物語っている。
殊勲賞
名古屋 倉本信護 1
金鯱3回戦の満塁走者一掃逆転二塁打を評価。
タイガース 本堂保次 1
今節6打数3安打4打点、数少ない出場チャンスを生かした。
敢闘賞
名古屋 松尾幸造 1
今節二試合連続完投勝利。
金鯱 小林茂太 1
今節11打数5安打3打点。阪急2回戦では決勝ホームランを放つ。
技能賞
名古屋 村瀬一三 2
二試合連続三塁打を放ち三度目の三賞受賞となる。
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