7月7日 (日) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 1 0 0 0 1 2 4 中部 12勝20敗2分 0.375 松尾幸造 西沢道夫
0 0 4 1 1 0 0 0 X 6 タ軍 24勝16敗 0.600 藤村冨美男
勝利投手 藤村冨美男 6勝0敗
敗戦投手 松尾幸造 0勝5敗
二塁打 (中)小鶴 (タ)金田、本堂
本塁打 (タ)藤村冨美男 1号
勝利打点 (タ)藤村冨美男 3
藤村冨美男、戦後初ホームラン
第11節の最終戦、後楽園の第2試合は松尾幸造と藤村冨美男監督の先発で午後3時25分、池田主審の右手が上がりプレイボール。藤村は三番ピッチャーに入った。
藤村投手は快調な立ち上がりで3回までパーフェクトピッチング。
タ軍は3回裏、一死後九番呉昌征が四球を選んで出塁、トップに返り金田の右前打で呉は三塁に進み、送球の間に打者走者の金田も二塁に進塁、土井垣が四球を選んで一死満塁、藤村が押出し四球を選んで1点を先制、中部ベンチはここで松尾から西沢道夫にスイッチするが、本堂も押出し四球で2-0、富樫の右犠飛で3-0、二走藤村がタッチアップから三塁に進んで二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて4-0とする。
中部は4回表、一死後鈴木秀雄が右中間にヒット、加藤正二の右前打で一死一三塁、小鶴の三ゴロで三走鈴木がスタート、サード本堂からのバックホームはタイミングはアウトであったがキャッチャー土井垣が落球して鈴木が生還、1-4とする。一死二塁から大沢清のセカンドライナーに二走小鶴が飛び出してダブルプレー。
タ軍は4回裏、一死後長谷川善三がショートに内野安打、呉昌征の投ゴロの間に長谷川は二進、トップに返り金田がレフト線にタイムリー二塁打を放ち5-1と突き放す。
タ軍は5回裏、先頭の藤村がレフトスタンドに戦後初ホームランを叩き込んで6-1とする。
中部は8回表、先頭の笠石徳五郎が四球を選んで出塁、三村は一塁に内野安打、西沢の中前打で無死満塁、藤原鉄之助は浅い中飛に倒れて一死満塁、トップに返り岩本章が押出しの四球をを選んで2-6、続く鈴木の3球目にキャッチャー土井垣が二塁牽制球を投げると三走三村がスタート、しかしショート長谷川から土井垣に折り返されてタッチアウト、鈴木はニゴロに倒れてこの回1点止まり。
中部は9回表、先頭の加藤が四球を選んで出塁、小鶴のレフト戦二塁打で無死二三塁、大沢がライト線に2点タイムリーを放ち4-6と追い上げるが、笠石の代打服部受弘は三振、三村の代打木下政文は投ゴロ、最後は西沢がショートライナーに倒れて反撃もここまで。
藤村冨美男は6安打3四球3三振の完投で無傷の6連勝。終盤は少しバテたが中部打線の拙攻に助けられた。
いつもは荒っぽいタ軍打線がこの日は効率の良い攻めを見せて6安打で6得点であった。守りでも3回には藤原の三塁線強襲の当りをサード本堂がファインプレー、6回の岩本の三遊間深い当りもショート長谷川がファインプレーで藤村を助けた。
0 件のコメント:
コメントを投稿