２１年 第10節 週間ＭＶＰ

週間ＭＶＰ
　今節はタ軍ダイナマイト打線が爆発したが、下位に低迷していたセ軍とゴ軍の活躍が目に付いた。

投手部門
　ゴールドスター　石田光彦　1
　2勝0敗。2試合連続で中部日本の強力打線を相手に1失点完投勝利。中村信一の加入で突き動かされたのか、いつもの手抜き癖が全く見られなくなった。石田の好投が同僚の内藤幸三にも飛び火してゴ軍は今節3連勝と波及効果が大きい。

打撃部門
　セネタース　大下弘　1
　16打数8安打3得点8打点、1本塁打。ついに「眠れる獅子」が動き出した。今節の大下の週間ＭＶＰ獲得は、「歴史的転換点」の意味を持つ重大な事象である。


殊勲賞
　セネタース　飯島滋弥　1
　14打数5安打2得点2打点、V打2個。

　グレートリング　別所昭　1
　17打数6安打1得点7打点。

　タイガース　富樫淳　1
　13打数5安打3得点5打点、二塁打2本、三塁打1本、V打1個。

　巨人　三好主　1
　山田潔に代わってショートに入り14打数6安打1得点2打点、二塁打3本。三好はこの年22打数8安打、打率3割6分4厘の成績を残してプロ野球界を去ることになるが、今季の活躍はほぼ今節に集中している。


敢闘賞
　グレートリング　河西俊雄　1
　17打数10安打5得点2打点2盗塁、猛打賞3回。週間ＭＶＰ有力候補であったが、大下に譲らざるを得なかった。

　タイガース　土井垣武　2
　14打数9安打6得点5打点。

　巨人　呉新亨　3
　18打数8安打4得点3打点。現在14試合連続安打継続中。

　中部日本　藤原鉄之助　1
　11打数6安打。


技能賞
　セネタース　一言多十　1
　完投勝利をあげた6月29日のパ軍戦で4打席連続四球。

　セネタース　長持栄吉　1
　6月29日のパ軍戦で三重盗による本盗を決める。

　ゴールドスター　中村信一　1
　トップバッターとしてゴ軍に「活」を入れる活躍でゴ軍は今節3連勝。