2020年4月9日木曜日

21年 中部日本vsタイガース 3回戦


7月1日 (月) 西宮 

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計 
0 0 0 1 4 0 0 0 0   5 中部 10勝19敗2分 0.345 西沢道夫 服部受弘 
0 0 6 2 0 0 1 1 X 10 タ軍 21勝16敗 0.568 野崎泰一 渡辺誠太郎 

勝利投手 渡辺誠太郎 4勝7敗
敗戦投手 西沢道夫    2勝6敗 

二塁打 (中)藤原、加藤、服部 (タ)土井垣、藤村
三塁打 (タ)土井垣、本堂
本塁打 (タ)渡辺誠太郎 1号

勝利打点 (タ)土井垣武 6

猛打賞 (中)藤原鉄之助 2 (タ)土井垣武(4安打)5


土井垣が4安打長打2本

 第10節の最終戦は西沢道夫と野崎泰一の先発で午後2時45分、金政主審の右手が上がりプレイボール。第1試合は片岡が塁審を務めて三氏審判であったが、第2試合は金政、杉村の二氏。

 中部は2回表、一死後木下政文の当りは遊ゴロ、しかしショート長谷川善三からの送球をファースト御園生が落球、ところが三村の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー。


 中部は3回表、一死後藤原鉄之助が右中間に二塁打、西沢の左前打で藤原は三塁ベースを大きくオーバーラン、これを見たレフト金田が三塁に送球して藤原はタッチアウト、トップに返り岩本章は捕邪飛に倒れて無得点。


 タ軍は3回裏、先頭の長谷川が四球で出塁、呉昌征は右飛に倒れるが、トップに返り金田の右前打で一死一三塁、土井垣が右中間を破る三塁打を放ち2点を先制、藤村冨美男監督の右前タイムリーで3点目、本堂の遊ゴロでランナーが入れ替わり、富樫の右前打をライト加藤正二が後逸して一死二三塁、御園生が四球を選んで一死満塁、野崎が押出し死球を受けて4点目、キャッチャー藤原の二塁牽制悪送球で5点目、長谷川は四球で再度二死満塁、呉昌征が押出し四球を選んでこの回一挙に6点を先制する。


 西沢道夫はこの回4四球1死球といつもどおり乱れた。


 中部は4回表、先頭の鈴木秀雄が四球を選んで出塁、加藤の中越え二塁打で無死二三塁、小鶴は浅い左飛に倒れるが、木下の左犠飛で1点返して1-6とする。


 タ軍は4回裏、土井垣、藤村の連続二塁打で7-1として西沢をKO、代わった服部受弘が二塁に牽制悪送球して無死三塁、本堂の中犠飛で8-1とする。


 中部は5回表、先頭の笠石徳五郎の当りは遊ゴロ、これをショート長谷川がエラー、藤原の左前打で無死一二塁、服部のレフト戦二塁打で2-8、タ軍ベンチはここで先発の野崎から渡辺誠太郎にスイッチ、トップに返り岩本が四球を選んで無死満塁、鈴木のレフト線タイムリーで3-8、加藤のライト線タイムリーで4-8、小鶴の左犠飛で5-8と追い上げる。


 タ軍は7回裏、打撃絶好調の渡辺がレフトスタンドに第1号ホームランを叩き込んで9-5とする。


 タ軍は8回裏、先頭の本堂が左中間に三塁打、富樫のニゴロの間に本堂が還って10-5とする。


 タ軍ダイナマイト打線は今節3試合で120打数50安打とチーム打率は4割を超えて3戦全勝、前節から4連勝となった。3試合の総得失点は26対19で、投手陣の強化が課題であることは明らか。投手専業が野崎泰一だけで、その野崎も21勝中2勝のみ、本日も大量リードをもらいながら5回途中で降板となった。本来野手専業の呉昌征が8勝、戦前初期には投手もやっていた藤村冨美男が5勝、本来投手専業の予定だった渡辺誠太郎は打撃好調で野手での出場が増えながら4勝、元々投手野手兼業の御園生崇男が2勝。この混成投手陣でどこまでやり繰りしていくのか、藤村冨美男監督の手腕が見ものである。仙台に引っ込んでいる若林忠志の復帰の目途は立っていない。



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