7月5日 (金) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 2 0 0 0 0 1 3 阪急 23勝17敗 0.575 前川八郎 大平茂 森弘太郎
0 0 3 0 6 0 1 0 X 10 パ軍 18勝19敗2分 0.486 井筒研一
勝利投手 井筒研一 5勝8敗
敗戦投手 前川八郎 3勝3敗
二塁打 (急)下社 (パ)平野2、木暮2、白石、藤井
勝利打点 (パ)木暮力三 2
猛打賞 (パ)木暮力三 3、白石敏男(4安打)1
パ軍、二塁打6本
第11節2日目は西宮の2試合のみ。気象庁ホームページのデータによるとこの日の東京は36.8㎜の降水量が観測されており、後楽園で予定されていた2試合は雨のため中止になったと考えられる。
第1試合は前川八郎と井筒研一の先発で午後1時12分、金政主審の右手が上がりプレイボール。審判は金政、杉村の二氏。第2試合では阪急球団職員の片岡勝が塁審を務める。片岡は阪急戦で塁審を務めたこともあるが、公平性を担保するためにこの試合では外れた可能性が高い。
阪急は初回、先頭の上田藤夫が中前打で出塁、山田伝も三塁線にヒットを放ち無死一二塁、しかし青田の遊ゴロが「6-4-3」と渡るゲッツー、野口二郎は三振に倒れて無得点。
パ軍は3回裏、先頭の平野徳松がライト線に二塁打、井筒の遊ゴロで平野がスタート、ショート尾西信一は三塁に送球するが悪送球となって無死一三塁、トップに返り木暮力三のライト線二塁打で1点を先制、無死二三塁から白石が中前に2点タイムリーを放ちこの回3点を先制する。
阪急は4回表、先頭の山田が四球を選んで出塁、青田の右前打で無死一二塁、野口二郎の左前タイムリーで1-3、レフト木暮からの返球が悪送球となる間に青田が三塁に進んで無死一三塁、野口明のニゴロ併殺の間に三走青田が還って2-3と1点差に追い上げる。
パ軍は5回裏、一死後木暮が左中間に二塁打、白石も左越えに二塁打を放ち4-2、更に藤井勇も左中間に二塁打を放ち5-2、この3連続二塁打で前川をKO、森下重好が二番手の大平茂から二遊間にヒット、小島利男はストレートの四球で無死満塁、辻井弘の右前タイムリーで6-2、伊勢川真澄の三ゴロ併殺崩れの間に三走森下が還って7-2、伊勢川が二盗を決めて一死二三塁、平野が右越えに止めの2点タイムリー二塁打を放ち9-2と大きくリードする。
パ軍は7回裏、先頭の森下が6回途中から登板した三番手の森弘太郎から死球を受けて出塁、小島の中前打で無死一三塁、辻井は浅い中飛に倒れるが、伊勢川の中犠飛で10-2とする。
阪急は9回表、先頭の下社が中越えに二塁打、一死後坂井豊司の中飛で下社はタッチアップから三進、森の左前タイムリーで1点返して3-10とするが焼け石に水。
井筒研一は10安打を打たれたが2四球3三振で完投、5勝目をマークする。
パ軍は木暮と平野が2本ずつなど合計6本の二塁打を記録し、その全てが得点に結びついた。5回には木暮、白石、藤井の3連続二塁打に加えて平野も2本目の二塁打を放って1イニング4二塁打と猛打を爆発させて快勝。
この時点で阪急は勝率でタイガースを下回り三位に転落した。打線も悪くなく、投手陣も駒は揃っているのだが「核」となる選手がいない。青田に期待がかかるところではあるが、この試合でも2安打を放ったが初回のチャンスには遊ゴロ併殺打と、淡白な打撃が目立つ。
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