7月1日 (月) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 1 0 0 0 3 0 4 ゴ軍 14勝18敗1分 0.438 内藤幸三
0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 阪急 22勝16敗 0.579 今西錬太郎
勝利投手 内藤幸三 5勝9敗
敗戦投手 今西錬太郎 1勝1敗
二塁打 (ゴ)辻 (急)三木
勝利打点 (ゴ)坪内道則 2
内藤幸三、3安打完投
第10節の最終日は雨で順延となった西宮の2試合のみ。
第1試合は内藤幸三と今西錬太郎の先発で午後1時丁度、杉村主審の右手が上がりプレイボール。
ゴ軍は初回、一死後酒沢政夫が四球を選んで出塁、しかし坪内の右飛に酒沢が飛び出しており「9-3」と送球されてダブルプレー。ここはエンドランだったか。2回、3回は三者凡退。
ゴ軍は4回表、先頭の中村信一の当りはニゴロ、これをセカンド上田がエラー、中村の代走に坂本勲を起用、一死後坪内が死球を受けて一二塁、菊矢の三ゴロもサード三木久一がエラーして一死満塁、田中宣顕の左犠飛で1点を先制する。
ゴ軍先発の内藤は1回、2回を三者凡退。3回一死後、今西の遊ゴロをショート酒沢がエラーするが後続を抑えて無失点。4回も三者凡退とここまで無安打ピッチング。
阪急は5回裏、先頭の三木が中越えにチーム初ヒットとなる二塁打、下社の遊飛をショート酒沢が落球、二走三木はそのままで無死一二塁、坂井豊司のニゴロは「4-6-3」と渡るゲッツー、二死三塁から今西が右前に同点タイムリーを放ち1-1と追い付く。
ゴ軍は6回表、先頭の坂本が二遊間にヒット、続く酒沢は再三ファウルで粘るが9球目を三振、この時坂本がスタートを切っていたがキャッチャー坂田清春からの送球に盗塁失敗で三振ゲッツー。
ゴ軍は8回表、先頭の辻功が中前打で出塁、大友の投前送りバントを今西が二塁に送球するがセーフ、犠打と野選が記録されて無死一二塁、トップに返り坂本がセオリーどおり三塁手に捕らせる送りバントを決めて一死二三塁、酒沢は四球を選んで一死満塁、坪内が中前に決勝の2点タイムリーを放ち3-1、一走酒沢は三塁に進み、送球の間に打者走者の坪内も二塁に進んで一死二三塁、菊矢の左犠飛で4-1とする。
内藤幸三は6回以降を1安打無失点、3安打1四球7三振の完投で5勝目をマークする。
ゴ軍は2失策の酒沢が9球粘る奮起を見せたり、8回の得点機には2個の送りバントを決めてチームの中心である坪内が決勝打を放つなど、下位を低迷するチームとは思えないきちんとした野球で3連勝、内藤も同僚の石田に触発されたかのような力投を見せた。
一方、阪急は開幕から飛ばしてきた勢いが落ちてきた。首位巨人を追うどころか、三位のタイガースに抜かれるのも時間の問題となってきた。
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