2023年9月17日日曜日

22年 近畿vs金星 1回戦

5月4日 (日) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 3 1 1 0 1 0 4 10 近畿 7勝3敗 0.700 別所昭
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0  金星 3勝7敗 0.300 江田孝 門馬祐

勝利投手 別所昭 5勝1敗 
敗戦投手 江田孝 1勝4敗

勝利打点(近)安井亀和 1


別所、早くも今季3度目の完封

 昭和22年5月3日は東京は35㍉、神戸は10.3㍉の降雨があって試合中止。

 ということで、第3節2日目は5月4日、甲子園の第1試合は別所昭と江田孝の先発で午後1時丁度、金政球審の右手が上がりプレイボール。

 (ワンセンテンスに1~5の数字が並んでいることにお気づきください(笑))

 近畿は3回表、先頭の坂田清春が中前打で出塁、朝井昇の三塁線ヒットで無死一三塁、トップに返り安井亀和の中前タイムリーで1点を先制、河西俊雄の投ゴロで二走朝井は三封、田川豊の右前タイムリーで2点目、ライト中村信一からの返球をセカンド大友一明が逸らす間に一走河西も還って3-0とする。

 近畿は4回表、飯田徳治の左前打と堀井数男の四球でチャンスを作ると別所が中前にタイムリーを放ち4-0とする。

 更に近畿は5回表、先頭の河西が四球から二盗に成功、田川の一ゴロが進塁打となって一死三塁、山本一人監督の中犠飛で5-0とリードを広げる。

 金星は6回から先発の江田に代えて門馬祐をリリーフのマウンドに送る。

 近畿は7回表、一死後河西が左前打からパスボールで二進、田川の遊ゴロが野選を誘って一死一三塁、山本の投ゴロの間に三走河西が還って6-0とする。

 近畿は最終回、先頭の河西の当りは遊ゴロ、これをショート酒沢政夫が一塁に悪送球、打者走者の河西は二塁に進み、田川の投前送りバントを門馬がファンブル、犠打エラーとなって無死一三塁、山本が中前にタイムリーを放ち7-0、飯田の三ゴロで二者進塁して一死二三塁、堀井は四球を選んで一死満塁、別所のピッチャー強襲ヒットが2点タイムリーとなって9-0、筒井敬三が右前にタイムリーを放ち10-0とする。

 大量リードに守られて別所昭は1四球2三振で2安打完封、早くも今季3度目の完封で5勝目をマークしてハーラートップを独走する。大投手の風格が漂ってきた。

 河西俊雄は1安打ながら4度出塁して何れもホームに還って4得点。近畿の機動力野球は健在である。

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