0	1	0	0	0	0	1	0	2	4				近畿	5勝3敗	0.625	別所昭 
0	0	0	0	0	0	0	1	0	1				中日	6勝3敗	0.667	藤本英雄
勝利投手	別所昭     4勝1敗 
敗戦投手	藤本英雄	3勝2敗
二塁打 (近)安井、坂田
三塁打 (近)山本
勝利打点(近)堀井数男 2
大エースへの道
 第2節最終日、西宮の第2試合は別所昭、藤本英雄両エースの先発で午後3時3分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。
 ちょっと気が早いが首位攻防戦。近畿としてあまり中日を走らせたくないところ。
 中日は初回、一死後金山次郎が中前打で出塁、古川清蔵の当りはピッチャーを強襲するが別所が弾いた打球をセカンド安井亀和がバックアップして一塁アウト、金山は二進して二死二塁、続く小鶴誠の打席で金山が三盗を試みるがキャッチャー坂田清春からの送球にタッチアウト。
 今季の強竜打線は機動力も絡めているが、ここは坂田の強肩に妨げられた。
 近畿は2回表、先頭の山本一人監督が右越えに三塁打、一死後堀井数男の三ゴロの間に三走山本が還って1点を先制する。
 別所は気合十分の投球で強竜打線に立ちはだかる。5回は先頭の小鶴にヒットを許すが後続を断つ。6回は一死後藤原鉄之助、岩本章に連打を許し、金山にも四球を与えて一死満塁のピンチを招くが、古川を浅い左飛、小鶴を捕邪飛に打ち取り無失点を続ける。
 近畿は7回表、先頭の山本が四球で出塁、飯田徳治の三ゴロの間に山本は二進、堀井の遊ゴロで二走山本は送球の隙を突いて三塁に走り、ファースト小鶴がサード三村勲に送球するが悪送球、山本が生還し貴重な追加点をあげて2-0とする。
 中日は8回裏、先頭の藤原に代わる代打清水秀雄が四球を選んで出塁、トップに返り岩本が一塁線にヒット、金山は四球を選んで無死満塁の大チャンス、古川の三ゴロをサード山本がバックホームするがセーフ、野選が記録されて1-2と1点差、なおも無死満塁が続くが別所が踏ん張り、小鶴は三振、杉浦清監督の三ゴロは「5-2-3」と渡ってホームゲッツー。
 近畿は9回表、一死後山本が死球を受けて出塁、飯田も四球を選んで一死一二塁、堀井の二遊間タイムリーで3-1、別所は四球を選んで一死満塁、二死後パスボールで三走飯田が還り4-1と突き放す。
 別所昭は7安打3四球5三振の完投でエース対決を制して4勝目、ハーラー単独トップに立つ。別所が大エースへの道を歩み始めた。
 
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