0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急 1勝7敗 0.125 今西錬太郎 野口二郎
0 0 1 0 0 0 0 0 X 1 東急 5勝4敗 0.556 一言多十 白木義一郎
勝利投手 一言多十 2勝0敗
敗戦投手 今西錬太郎 0勝2敗
セーブ 白木義一郎 1
二塁打 (東)横沢
勝利打点(東)横沢七郎 1
がんばれ!ベアーズ 特訓中
第2節最終日、西宮の第1試合は今西錬太郎と一言多十の先発で午後1時丁度、金政球審の右手が上がりプレイボール。
連敗脱出を狙うベアーズ、ではなくブレーブスは初回、先頭の田中幸男が中前打で出塁、山田伝が送りバントを決めて一死二塁と先制のチャンス、しかし期待の青田昇は三邪飛、野口明は四球、坂井豊司は三ゴロに倒れて無得点。
東急は3回裏、スタメン発表で「一番、オレ」をコールして戦後初めてトップに入った苅田久徳監督が四球を選んで出塁、続く横沢七郎が右中間を破り苅田は一塁から一気に生還、1点を先制する。
一言は無難な投球で6回まで5安打無失点。
東急は6回から白木義一郎がリリーフ登板、7回に代打野口二郎にヒットを打たれただけの無失点で切り抜け、今季初セーブを記録する。
ベアーズからブレーブスに改名した阪急は6連敗。
「がんばれ!ベアーズ」は名優ウォルター・マッソーの熱演でスマッシュヒット。全盛期のテイタム・オニールや「サンダース軍曹」でお馴染みのビック・モローも出演する傑作だったが、マッソーとオニールが抜けた第二作「特訓中」はあまり印象に残っていない。6連敗の阪急には「特訓」が必須ですが・・・。
第2節は28日は試合がなく、「天長節」の29日が最終日となった。気象庁のデータでは28日は東西とも約30㍉の降雨で、雨天中止となった模様。昭和天皇は「晴れ男」として有名で、野球人気が高まってきたこの時期に水を差すわけにはいかないと、自身の誕生日に「晴れ男」ぶりを発揮したのである。おかげで西宮には13,576人の観客が押し寄せた。
昭和天皇が「晴れ男」ぶりを最大限に発揮したのは昭和39年10月10日、東京オリンピックの開会式であった。10月7日から3日間雨が降り続き天候が心配されたが、一夜明けてみるとNHKの北出アナが「世界中の青空を全部東京に持ってきてしまったような、素晴らしい秋日和でございます。」と絶叫するほどの快晴となった。
出来過ぎの話じゃないかと疑念を抱いているそこのあなた、気象庁のデータによると昭和39年10月の東京の降雨量は7日は1㍉、8日は38ミリ、9日は17ミリであったが、開会式の10日は映画「東京オリンピック」で確認できるように青空が広がった快晴だったのである。
7日はたったの1㍉じゃないかとお嘆きのそこのあなた、この日は確かに雨が降っていたのです。
幼稚園年長組であった筆者はこの日、市川駅前の沿道で聖火ランナーの到着を待ちわびていた。平日だったため父親はいなかったと記憶しているが、隣の家の家族とともに市川駅前の沿道に陣取っていた。おそらく真間山幼稚園では「みんな見てきなさい」と臨時休園だったのでしょうね。小雨だったのでみんな傘をさしており、聖火ランナーの姿は見えなかったが聖火からたなびく白い煙が走り去っていく光景をはっきりと覚えている。
現在でもネットで検索すると、市川駅前の国道14号を聖火ランナーが通過したのは10月7日のことで、沿道は大変な人だかりでみんな傘をさしており、白煙がたなびく聖火を掲げて走る聖火ランナーの姿が確認できる。
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