1982年夏の甲子園決勝、伝統的な精神野球で勝ち上がってきた広島商業を、池田のパワーが12対2で粉砕した。この試合は高校野球がパワーの時代に入った象徴として伝えられていることで有名で、数年後に清原の出現によりそれは誰の目にも明らかになったのである。
その清原の息子がベンチ入りしていることで話題の母校が当ブログの予定どおりセンバツベスト4の広陵を破った。
勝利の源泉は3投手の継投にあった。広陵の背番号1は150球を超える熱投を見せたが力尽きたのである。明日の新聞はこの熱投を賞賛しまくるのが目に見えているので、その前に当ブログが異論を書いておく。
少しは涼しくなったとは言え、いまだにクーリングタイムが行われている気象条件の中で150球を投げるのは馬鹿げている。そんな根性野球が通用する時代は過ぎ去ったことを、老害指導者は理解すべきである。と言っても無理なのだが・・・。
今年は異常気象だからなどと呑気なことを言っていられる時代はとっくの昔に過ぎ去った。百葉箱の35度は、グラウンドでは45度に相当する。64歳の今でもグラウンドに立って白球を追い続けている筆者以外には理解不能かもしれないが、老害共の経験則など通用する時代はとっくの昔に過ぎ去ったことを理解すべきなのである(35度を超えるときは危険防止のためグラウンドには出ていませんのでご心配なく)。
2023年8月16日の3回戦第2試合は、根性野球が合理的野球に敗れ去った日として永く語り継がれていくことになる。それを伝えていくことが当ブログの使命であることを確信している。
0 件のコメント:
コメントを投稿