2014年3月31日月曜日

16年 名古屋vs南海 8回戦


8月17日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
0 0 0 1 0 0 0 0 1  0   2  4 名古屋 25勝30敗 0.455 西沢道夫
1 0 1 0 0 0 0 0 0  0   0  2 南海     22勝29敗 0.431 石田光彦 川崎徳次

勝利投手 西沢道夫 4勝8敗
敗戦投手 川崎徳次 4勝12敗

二塁打 (名)古川 (南)村上、岡村
本塁打 (名)服部 6号

勝利打点 服部受弘 4

ファインプレー賞 (南)安井鍵太郎 4、国久松一 1、前田貞行 3 (名)木村進一 3、本田親喜 6、7


服部受弘、延長11回第6号決勝本塁打

 南海は初回、一死後安井鍵太郎の遊ゴロをショート木村進一が一塁に悪送球、岩本義行の左前打で一死一二塁、村上一治が左中間に二塁打を放って1点を先制する。

 南海は3回、先頭の安井の遊ゴロを又も木村がエラー、岩本は中飛に倒れるが村上が三塁に内野安打、国久松一の三塁線バントが犠打となって二死二三塁、木村勉が右前にタイムリーを放って2-0、二走村上も三塁ベースを蹴ってホームに向かうがライト古川清蔵からのバックホームにタッチアウト。

 名古屋は4回、好返球を見せた古川が左翼線にヒット、服部受弘が四球を選んで無死一二塁、南海ベンチはここで先発の石田光彦から川崎徳次にスイッチ、本田親喜の三ゴロで服部が二封されて一死一三塁、石丸進一の二ゴロの間に三走古川が還って1-2とする。

 南海二番手の川崎は8回まで無安打ピッチング、この間サード安井、ショート前田貞行、セカンド国久のファインプレーにも助けられた。

 一方、名古屋先発の西沢道夫も3回以降立ち直り無失点、ショート木村とこの日はファーストに入った本田監督のファインプレーも見られた。

 名古屋は9回、先頭の古川が右中間に二塁打、服部の中飛で古川はタッチアップから三進、本田は三ゴロに倒れるが、石丸進一が右前に起死回生の同点タイムリーを放って2-2と追い付く。

 南海は9回裏、二死後前田、川崎徳次が連続四球、トップに返り鬼頭数雄が右前打、二走前田は三塁ベースを蹴ってサヨナラのホームに向かうがライト古川からの返球をカットしたピッチャー川崎からのバックホームにタッチアウト、試合は延長戦に突入する。南海の中継プレーは「9-1-2」と記録されており、黒鷲とは違いまだピッチャーが中継に入っている。

 南海は10回裏も二死から村上が四球を選び、国久の左前打で二死一二塁とサヨナラのチャンスを掴むが木村勉が左飛に倒れて無得点。

 名古屋は11回、先頭の牧常一が四球を選んで出塁、古川は左飛に倒れて一死一塁、ここで服部がレフトスタンドに決勝の第6号ツーランホームランを叩き込んで4-2とする。

 南海は11回裏、先頭の岡村俊昭の一ゴロをファースト本田がこの日2個目のファインプレー、前田が左前打を放って一死一塁、川崎徳次の投ゴロが「1-4-3」と渡ってゲームセット、好守オンパレードの試合らしい幕切れであった。


 西沢道夫は11回を投げ抜き10安打3四球3三振2失点、自責点ゼロの完投で4勝目をあげる。



 本日のお立台は完投の西沢と決勝本塁打の服部の“永久欠番コンビ”となりますが、ルーキー古川清蔵もヒーローであった。すなわち、打っては4回に左翼線ヒットから追撃のホームを踏み、9回には右中間二塁打から同点のホームを踏む。守っては2補殺を記録して南海の反撃を抑える活躍であった。












               *西沢道夫は11回を完投して自責点ゼロ、4勝目をあげる。

















 

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