8月11日 (月) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 1 0 0 0 0 0 2 阪急 32勝20敗 0.615 笠松実 森弘太郎
0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 名古屋 23勝29敗 0.442 松尾幸造 西沢道夫
勝利投手 森弘太郎 20勝5敗
敗戦投手 松尾幸造 0勝5敗
二塁打 (急)江田
勝利打点 中島喬 3
江口行男、3年ぶりの快打
阪急は初回、先頭の西村正夫がストレートの四球で出塁、しかしフランク山田伝の三ゴロが「5-4-3」と渡ってゲッツー、ところが上田藤夫がストレートの四球、黒田健吾もストレートの四球で二死一二塁、中島喬が右前に先制タイムリーを放って1-0とする。
名古屋先発の松尾幸造は立ち上がり全くストライクが入らなかったが2回から見違えるように立ち直り7回まで投げて無四球であった。
阪急は4回、一死後中島が二遊間に内野安打、森田定雄は三飛に倒れるが日比野武が死球を受けて二死一二塁、戦場から帰還してきて6試合目の出場で今季初スタメンの江口行男がセンター右奥に二塁打を放って中島喬を迎え入れ2-0とする。
阪急先発の笠松実は2回までに3四球、しかしヒットは石丸進一に許した2回の1本だけで3回~6回は三者凡退に抑えて無失点。
名古屋は7回、先頭の服部受弘が四球を選んで出塁、古川清蔵の二ゴロはゲッツーコースであったがショート上田が落球、石丸進一が2本目のヒットを中前に弾き返して無死満塁、阪急ベンチはここで笠松に代えて三連投となる森弘太郎を投入、松尾に代わる代打岩本章が押出し四球を選んで1-2、しかし木村進一の三ゴロは「5-2」と渡って三走古川は本封、トップに返り桝嘉一は浅い左飛、石丸藤吉は三振に倒れて同点機を逸す。
阪急先発の笠松実はリードを保ったまま7回途中で降板して阪急はその後追い付かれていないので現行ルールであれば笠松に勝利投手が記録されるが公式記録では森弘太郎が勝利投手となっている。森は3イニングを投げて1安打1四球5三振無失点の力投で20勝目をあげる。
貴重な追撃の二塁打を放った江口行男は金鯱時代の13年春、盗塁王に輝いたシーズンを最後に兵役に就き、帰還した今季は阪急に移籍してプロ野球の世界に復帰した。江口のヒットは昭和13年7月16日以来3年ぶりのこととなる。
*江口行男が3年ぶりにヒットを放った場面。スタンプの押し間違いで「江田孝」になっていますが「江口行男」で間違いありません。
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