7月6日 (日) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 1 0 0 0 5 0 6 阪神 19勝18敗 0.514 若林忠志
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 阪急 21勝16敗 0.568 浅野勝三郎
勝利投手 若林忠志 7勝6敗
敗戦投手 浅野勝三郎 1勝5敗
二塁打 (神)土井垣 2
勝利打点 森国五郎 2
土井垣武、満塁走者一掃二塁打
午後2時40分に李王妃殿下をお迎えして3時11分、二出川延明主審の右手が上がり試合はじめ。
阪急は初回、一死後フランク山田伝が右前打で出塁、上田藤夫の右前打で一死一三塁、黒田健吾の三ゴロをファースト・カイザー田中義雄が落球する間に三走山田が還って1点を先制する。
3回まで阪急先発の浅野勝三郎に三人ずつで片付けられてきた阪神は4回、先頭の宮崎剛が四球で出塁、森国五郎が送って一死二塁、田中は中飛に倒れるが、土井垣武が右翼線に二塁打を放って1-1の同点とする。
阪神は8回、先頭の野口昇が四球で出塁、若林忠志が右前打、皆川定之の三前バントが内野安打となって無死満塁、トップに返り宮崎は浅い右飛に倒れるが、森のスクイズが内野安打となって2-1、田中の左前打で3-1、なお一死満塁から土井垣が右中間に走者一掃の二塁打を放って6-1として試合を決める。
若林忠志は7回~9回を三者凡退に抑えて4安打1四球2三振1失点、自責点ゼロの完投で7勝目をあげる。
勝利打点を記録した森国五郎のスクイズを翌日の読売新聞は「森のスクイズ・バントは一塁線に飛球を呈したが逆を衝かれた浅野が傾倒し・・・」と伝えている。森国五郎は昭和15年の満州シリーズで勝利打点王に輝いたようにいいところで打点を稼ぐ。但し、この試合の真の殊勲打は試合を決める走者一掃の二塁打を放った土井垣武でしょう。
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