2014年1月21日火曜日

16年 朝日vs黒鷲 5回戦


7月6日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 2 0 0 0 0 0 3 6 朝日 12勝25敗 0.324 山本秀雄 福士勇
0 2 0 0 1 0 0 0 0 3 黒鷲 11勝26敗 0.297 中河美芳 石原繁三 畑福俊英

勝利投手 福士勇     8勝14敗
敗戦投手 畑福俊英 1勝5敗

三塁打 (朝)灰山
本塁打 (黒)高橋 1号

勝利打点 伊勢川真澄 1


灰山元章、試合を決める三塁打

 現在11勝25敗で同率最下位に並ぶ両チームの激突。

 朝日は2回、先頭の灰山元章が四球で出塁、室脇正信が中前打を放って無死一二塁、村上重夫も左前打で続き、レフト富松信彦からの三塁返球が悪送球となる間に灰山が還って1点を先制、黒鷲ベンチはここでピッチャーの中河美芳をファーストに回し石原繁三をリリーフに送る。岩田次男の当りはピッチャーを強襲するが石原が白球を拾い上げて三塁に送球、三走室脇が三本間に挟まれてタッチアウト、挟殺プレーの間に二者進塁して一死二三塁、前田諭治の三ゴロに三走村上が飛び出して三本間でタッチアウト、山本秀雄は一ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 黒鷲は2回裏、一死後中河の中飛を名手・坪内道則が落球、サム高橋吉雄がレフトスタンドに逆転ツーランを叩き込んで2-1とする。

 朝日は3回、先頭の坪内がストレートの四球で出塁、五味芳夫の二ゴロでランナーが入れ替わり、伊勢川真澄と灰山がストレートの四球を選んで一死満塁、室脇正信が中前にタイムリーを放って2-2の同点、黒鷲ベンチは中河をファーストからマウンドに呼び戻す。村上が右前にタイムリーを放って3-2と逆転、二走灰山も三塁ベースを蹴ってホームを突くがライト玉腰忠義からの好返球にタッチアウト、二死一三塁から重盗を敢行するが「2-6-2」と転送されて三走室脇はタッチアウト。

 黒鷲は4回から中河を再度ファーストに回して三番手として畑福俊英をマウンドに送り込む。

 黒鷲は5回、先頭の石原が四球で出塁、山田潔が送って一死二塁、寺内一隆に代わる代打杉田屋守は右飛に倒れるが玉腰の三ゴロをサード岩田次男が失して二死一三塁、富松が中前に同点タイムリーを放って3-3と追い付く。

 朝日は7回から先発の石原に代えて福士勇を二番手のマウンドに送る。

 朝日は9回、先頭の前田がレフト線にヒットを放ち出塁、福士は三振に倒れるが、トップに返り坪内が左前打を放って一死一二塁、戸川信夫が四球を選んで一死満塁、伊勢川真澄の左犠飛で4-3と勝ち越し、灰山が右中間に三塁打を放ち6-3として試合を決める。

 福士勇は3イニングをパーフェクトリリーフ、8勝目をあげる。


 この試合の勝利打点は決勝左犠飛の伊勢川真澄に記録されたが真の殊勲打は試合を決めた灰山元章の三塁打であった。但し、伊勢川は5月18日の名古屋3回戦と6月24日の巨人6回戦で“勝利打点が記録されない真の殊勲打”を放っている。“勝利打点”が真の殊勲打を表すとは限りませんので、当ブログでは勝利打点と共に記録に現れない“真の殊勲打”も記録しています。








     *灰山元章が真の殊勲打を放った朝日打線。










 

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