2014年1月26日日曜日

16年 名古屋vb黒鷲 6回戦


7月8日 (火) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 計
1 0 0 2 0 0 0 0 0  0   0   0   0   0    0  1   4 名古屋 18勝20敗 0.474 岡本敏男 河村章 西沢道夫 村松幸雄
0 1 0 1 0 0 0 1 0  0   0   0   0   0    0  0   3 黒鷲     11勝27敗 0.289 畑福俊英 中河美芳
 
勝利投手 村松幸雄 4勝3敗
敗戦投手 中河美芳 1勝3敗

二塁打 (名)吉田 (黒)小島、木下
本塁打 (黒)寺内 1号

勝利打点 三浦敏一 1

猛打賞  (名)大沢清 1、芳賀直一 1 (黒)寺内一隆(4安打) 2

ファインプレー賞 (名)芳賀直一10、11


三浦敏一、代打決勝打

 名古屋は初回、一死後桝嘉一が左翼線にヒット、大沢清の右前打で一死一三塁、大沢が二盗を決め吉田猪佐喜が四球を選んで一死満塁、服部受弘は浅い中飛に倒れるが、本田親喜監督が押出し四球を選んで1点を先制する。

 黒鷲は2回、先頭の木下政文が左越えに二塁打、寺内一隆の三前バントは内野安打、山田潔が四球を選んで無死満塁、名古屋ベンチはここで先発の岡本敏男から河村章にスイッチ、清家忠太郎が投前にスクイズを決めて1-1の同点、しかし畑福俊英は浅い右飛、トップに返り富松信彦は二ゴロに倒れて追加点は奪えず。

 名古屋は4回、先頭の本田が2打席連続の四球、黒鷲ベンチは先発の畑福から中河美芳にスイッチ、芳賀直一の一塁線バントは内野安打となり無死一二塁、石丸進一の捕前送りバントにキャッチャー清家が飛び出して三塁に送球するが悪送球となって三走本田が生還、野選とエラーが記録されて無死二三塁、河村は投ゴロに倒れるが、トップに返り木村進一の一塁線バントが内野安打となって3-1とする。桝は遊飛に倒れて二死一三塁、ここで木村がディレードスチール、キャッチャー清家からショート山田に送球されて木村が一二塁間に挟まれると三走石丸がホームに向けてスタートを切るが「2-6-3-1-5-1-5」と転送されてタッチアウト。一走木村が一二塁間に挟まれるのを見てピッチャー中河は三塁ランナーのカバーに走ったのである。中河の的確な判断が光った。

 黒鷲は4回、一死後寺内一隆が左翼ポール際にホームランを叩き込んで2-3と1点差に追い上げる。

 黒鷲は7回、富松に代わる代打杉田屋守が中前打を放って無死一塁、名古屋ベンチはここで河村から三番手の西沢道夫にスイッチ、玉腰忠義が送って一死二塁、しかし小島利男は三ゴロ、サム高橋吉雄の三ゴロもサード芳賀がファインプレーを見せてスリーアウトチェンジ、同点はならず。

 黒鷲は8回、一死後寺内が左前打、山田が四球を選んで一死一二塁、清家に代わる代打菅利雄は三邪飛に倒れるが、中河が中前に同点タイムリーを放って遂に3-3と追い付く。
 名古屋は10回から四番手として好調・村松幸雄を投入、4回途中から投げ続ける中河も奮闘して試合は16回に進む。


 名古屋は16回表、二死後桝がセンター右にヒット、大沢の右前打で二死一二塁、吉田は四球で二死満塁、名古屋ベンチはここで7打数無安打の服部に代えて代打に三浦敏一を起用、三浦は期待に応えて左前に決勝タイムリーを放ち4-3として名古屋が激戦を制す。若き主砲に成長した服部にポジションを奪われて出番の少ない三浦がベテランの意地を見せた。


 村松幸雄は7イニングを4安打無四球1三振無失点に抑えて4勝目をあげる。中河美芳は13回を投げ抜き12安打2四球3三振、最後は力尽きた。


 翌日の読売新聞によると16回二死一二塁からの吉田猪佐喜の四球は敬遠であったとのこと。次が7打数無安打と当たっていない服部受弘という事での敬遠策であったが三浦敏一が代打に出てくるとまでは読めなかったようです。







 

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