2014年1月18日土曜日

16年 巨人v阪神 6回戦


7月5日 (土) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 1 0 2 0 3 巨人 27勝9敗 0.750 澤村栄治
0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 阪神 18勝18敗 0.500 三輪八郎 藤村隆男

勝利投手 澤村栄治 4勝2敗
敗戦投手 三輪八郎 2勝5敗

二塁打 (巨)川上、吉原

勝利打点 吉原正喜 2


澤村完全復活!!

 巨人は初回、二死後千葉茂が左前打から二盗に成功、川上哲治が四球を選んで二死一二塁、しかし中島治康は捕邪飛に倒れる。

 巨人は4回、先頭の川上が左中間に二塁打、しかし中島の右邪飛でタッチアップからスタートを切った川上がライト松下繁二からの返球に刺されてダブルプレー。

 巨人は6回、水原茂、千葉が連続四球、阪神ベンチはここで先発の三輪八郎から藤村隆男にスイッチ、川上の二ゴロで一走千葉は二封、中島が二直に倒れて二死一三塁、吉原正喜が左翼線にタイムリー二塁打を放って1点を先制する。

 巨人は8回、先頭の川上が三塁に内野安打、中島の右前打で無死一二塁、吉原は三振に倒れるが平山菊二の右前打で一死満塁、呉波が左前にタイムリーを放って2-0、澤村栄治の遊ゴロの間に三走中島が還って3-0とリードを広げる。

 巨人先発の澤村は4回までパーフェクトピッチング。5回一死後土井垣武に左前打を許すが後続を抑え、7回まで1安打1四球無失点のピッチングを続ける。

 阪神は8回裏、先頭の松下が左前打で出塁、皆川定之が四球を選んで無死一二塁、藤村隆男は三振に倒れ、野口昇に代わる代打カイザー田中義雄の一ゴロで皆川が二封されて二死一三塁、トップに返り宮崎剛が左前にタイムリーを放って1点を返す。

 阪神は9回裏、一死後松尾五郎が三失に生き、土井垣は右飛に倒れるが松下が二打席連続の左前打を放って二死一二塁と最後まで粘るが、皆川が二飛に打ち取られて万事休す。


 巨人・藤本定義監督は澤村完全復活と見て今季初めて阪神戦に先発させた。澤村は期待に応え、阪神打線を4安打2四球3三振1失点に抑えて完投で4勝目をあげる。翌日の読売新聞も「巨人が思い切って起用した澤村は復活の跡も著しく・・・」と伝えている。




            *阪神打線を4安打に抑えた澤村の力投を伝えるスコアカード。










 

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