2013年6月12日水曜日

15年 ライオンvs巨人 12回戦


11月2日 (土) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 1 0 0 0 0 0 0 2 ライオン 23勝65敗4分 0.261  菊矢吉男 福士勇 井筒研一
2 1 0 0 1 2 0 1 X 7 巨人      66勝25敗 0.725 中尾輝三
勝利投手 中尾輝三 22勝10敗
敗戦投手 菊矢吉男   8勝25敗

二塁打 (ラ)野村 (巨)中島、水原
三塁打 (巨)千葉

勝利打点 平山菊二 3


 
中尾輝三、完投で22勝目 

 鬼頭数雄はここまで今季通算348打数112安打、打率3割2分1厘8毛、川上哲治は340打数103安打、打率3割0分2厘9毛。ミクロの争いも大分差が付いてきました。

 ライオンは初回、先頭の坪内道則がセンター左にヒットを放って出塁するが二盗に失敗、玉腰年男は三振に倒れて二死無走者、しかし野村高義が右翼線に二塁打、鬼頭数雄が左前にタイムリーを放って1点を先制する。

 巨人は1回裏、先頭の白石敏男が左前打、水原茂は中飛に倒れるが、中島治康が四球を選んで一死一二塁、川上哲治がセンター右に同点タイムリーを放って1-1、千葉茂は右飛に倒れるが中島、川上が重盗を決めて二死二三塁、吉原正喜が四球を選んで二死満塁、平山菊二が押出し四球を選んで2-1と逆転する。

 巨人は2回、一死後白石の遊ゴロをショート前田諭治が一塁に悪送球、水原は中飛に倒れるが、中島が左中間に二塁打を放って白石が還り3-1とする。ライオンベンチはここで先発の菊矢吉男をあきらめて福士勇をマウンドに送る。川上は四球を選ぶが千葉が二ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 ライオンは3回、一死後玉腰が四球で出塁、野村の二ゴロをセカンド千葉がエラー、鬼頭(兄)は三邪飛に倒れるが、灰山元章が中前にタイムリーを放って2-3と追い上げる。

 巨人は5回、先頭の川上が中前打、千葉が左翼線に三塁打を放って4-2と突き放す。

 巨人は6回、先頭の中尾輝三が四球で出塁、トップに返り白石が中前打、水原が左中間に二塁打を放って5-2としてなお無死二三塁、ライオンベンチはここで福士から井筒研一にスイッチ、中島は遊ゴロに倒れるが川上が四球を選んで一死満塁、水原の三ゴロの間に三走白石が還って6-2とする。

 巨人は8回、先頭の水原の遊ゴロをショート前田が一塁に悪送球する間に水原は二塁に進む。中島が中前打を放って無死一三塁、8回の守備から川上に代わってファーストに入っている隈部一朗が左邪犠飛を打ち上げて7-2とダメ押す。

 中尾輝三は6安打3四球6三振の完投で22勝目をあげる。


 本日の鬼頭数雄は4打数1安打で打率を3割2分1厘0毛に下げた。一方、川上哲治は2打数2安打で打率を3割0分7厘0毛に上げて少し差を詰める。


 1回裏巨人の攻撃で中島治康、川上哲治がダブルスチールを決めた。中島と川上が塁に出ることは多いのですが、筆者は二人の重盗は記憶にありません。





      *中島治康と川上哲治が吉原正喜の打席でダブルスチールに成功した場面。






 

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