11月6日 (水) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
0 0 0 0 2 2 0 0 0 1 5 金鯱 29勝56敗7分 0.341 古谷倉之助 中山正嘉
0 1 0 0 0 0 1 0 2 0 4 ライオン 23勝68敗4分 0.253 近藤久 山本秀雄 福士勇
勝利投手 中山正嘉 15勝27敗
敗戦投手 福士勇 7勝19敗
二塁打 (金)飯塚
三塁打 (ラ)前田
勝利打点 中山正嘉 1
倉本信護復帰!
金鯱の七番サードは倉本信護です。倉本が金鯱に入団した経緯については別の項で書きます。
ライオンは2回、二死後戸川信夫が三塁に内野安打、前田諭治が左前打を放って二死一二塁、トップに返り村上重夫の右前タイムリーで1点を先制する。
4回まで無安打の金鯱は5回、先頭の上野義秋が左前打で口火を切ると、古谷倉之助は二直に倒れるが、倉本が復帰後初ヒットとなる中前打、飯塚達雄が左中間に逆転二塁打を放って2-1としてライオン先発の近藤久をKO、二番手に山本秀雄がマウンドに上がり五味芳夫三ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。
金鯱は6回、二死後黒澤俊夫の遊ゴロをショート前田がエラー、上野が二打席連続となる左前打、古谷の右前打で二死満塁、ここで倉本が中前に2点タイムリーを放って4-1とする。
ライオンは7回、二死後前田がセンター奥に三塁打、センター森田実からの返球を中継したショート濃人渉の三塁送球が悪送球となる間に打者走者の前田は一気にホームを駆け抜け2-4とする。
ライオンは9回、先頭の鬼頭政一が四球で出塁すると代走に井筒研一を起用、山本に代わる代打野村高義も四球を選んで無死一二塁、金鯱ベンチはここで力投を続けてきた先発の古谷から中山正嘉にスイッチ、伊勢川眞澄も四球を選んで無死満塁、中山がワイルドピッチを犯して三走井筒が還り3-4、なお一死二三塁から戸川に代わる代打菊矢吉男の中犠飛で4-4の同点に追い付く。
ライオンは10回から三番手として福士勇がマウンドに上がる。
金鯱は10回表、二死後森田が四球を選んで二盗に成功、黒澤も四球で二死一二塁、上野も四球を選んで二死満塁、中山が決勝の押出し四球を選んで5-4とする。
中山正嘉は2イニングを無安打2四球1三振に抑えて15勝目をあげる。
昭和13年11月17日の名古屋時代以来のプロ野球の舞台となった倉本信護はいきなり5打数2安打1得点2打点の活躍であった。金鯱はこれで4連勝を飾った。
*倉本信護が昭和13年11月17日以来プロに世界に戻ってきた。
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