10月12日 (土) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 計
1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 2 黒鷲 41勝40敗4分 0.506 長谷川重一
0 0 1 0 0 1 0 0 0 0 1X 3 セネタース 45勝30敗10分 0.600 金子裕 石原繁三 野口二郎
勝利投手 野口二郎 28勝9敗
敗戦投手 長谷川重一 11勝9敗
本塁打 (黒)長谷川 1号
勝利打点 なし
黒鷲6失策
黒鷲は初回、先頭の岡田福吉が四球で出塁、岩垣二郎が左翼線にヒットを放って無死一二塁、太田健一の送りバントはピッチャー金子裕が三塁に送球して岡田は三封、中河美芳の遊ゴロで太田が二封されて二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて1点を先制する。
セネタースは3回、一死後苅田久徳の遊ゴロをショート宗宮房之助が逸らし、カバーに入ったレフト岩垣の悪送球の間に苅田は三進、更にこぼれ球をキャチャー清家忠太郎がカバーに行くとホームががら空きとなり、その隙を突いて苅田が一気に生還して1-1の同点、苅田の本塁への進塁には本盗が記録されているが実質的にはトリプルエラーと言える。
黒鷲は4回、先頭の太田が四球を選んで出塁、しかし中河の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー、ここで長谷川重一がレフトスタンドにホームランを叩き込んで2-1と再びリードする。
セネタースは6回、一死後野口の三ゴロをサード木下政文がエラー、小林茂太の遊ゴロの間に野口は二進、山崎文一が右翼線に二塁打を放って2-2の同点とする。
黒鷲は9回、一死後寺内一隆が四球で出塁するが木下の二ゴロは「4-6-3」と渡ってダブルプレー。更に11回、先頭の玉腰忠義が左前打で出塁するが一死後長谷川の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー。
セネタースは11回裏、先頭の山崎が遊撃に内野安打、更にショート宗宮の悪送球が重なり打者走者の山崎は二塁に進み、柳鶴震の遊ゴロの間に山崎は三進、高橋輝彦が四球を選び二盗に成功して一死二三塁、横沢七郎に代わる代打小島二男の二ゴロをセカンド岡田が逸らす間に三走山崎がホームに還って3対2でサヨナラ勝ちをおさめる。
自らホームランを放った長谷川重一は11回裏まで投げ抜き3失点ながら自責点は0、6失策のバックに足を引っ張られた。終盤の2併殺でピンチの芽を摘み取ったセネタースとは対照的であった。黒鷲は4連敗で貯金が1つとなった。
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