10月13日 (日) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 セネタース 45勝31敗10分 0.592 三富恒雄 野口二郎
0 0 0 0 0 0 3 0 X 3 名古屋 47勝34敗5分 0.580 西沢道夫
勝利投手 西沢道夫 17勝8敗
敗戦投手 野口二郎 28勝10敗
本塁打 (名)中村三郎 2号
勝利打点 中村三郎 5
逆転スリーラン
セネタースは初回、一死後織辺由三が四球を選んで出塁、高橋輝彦の遊ゴロの間に織部は二進、パスボールで三進、小林茂太が右前に先制タイムリーを放って1-0とする。この回パスボールを犯したのはキャッチャー芳賀直一でした。翌日の読売新聞によると「三浦、服部の故障から臨時登用の名軍捕手芳賀」とのことです。芳賀がこの日許した盗塁は横沢七郎の1個だけで、6回には織辺の二盗を刺しています。
名古屋は1回裏、先頭の岩本章が捕失に生きるが二盗に失敗。2回、先頭の大沢清が四球で出塁、吉田猪佐喜の遊ゴロをショート柳鶴震がエラーする間に大沢が三塁に進んで無死一三塁、中村三郎は三振に倒れるがスリーストライク目に重盗を敢行、「2-4-2」と転送されて三走大沢は本塁寸前タッチアウト、中村の三振と大沢の本盗失敗の「変則ダブルプレー」が完成する。
セネタースは3回から先発の三富恒雄に代えて野口二郎をマウンドに送る。
名古屋は3回、先頭の木村進一が中前打、西沢道夫の三ゴロをサード横沢七郎がエラーして無死一二塁、しかしトップに返り岩本の三ゴロは「5-4-3」と渡ってダブルプレー、村瀬一三も遊ゴロに倒れる。5回も一死後芳賀直一が右前打で出塁するが木村の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー。6回まで野口に無得点に抑えられる。
名古屋は7回、先頭の桝嘉一が左前打で出塁、大沢は遊飛に倒れるが、吉田の遊ゴロをショート柳が逸らす間に桝は三塁、打者走者の吉田も二塁に進んで一死二三塁、野口はスクイズを警戒してボール2つを先行させワンツーからの4球目、中村が左翼スタンドに起死回生の逆転スリーランを叩き込んで3-1と逆転に成功する。
西沢道夫は5安打2四球1三振の完投で17勝目をあげる。
*西沢道夫は5安打完投で17勝目をあげる。
*中村三郎が決勝の逆転スリーランを放った名古屋打線。
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