10月11日 (金) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 1 0 0 5 0 0 7 阪神 52勝30敗3分 0.634 木下勇 若林忠志
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 金鯱 22勝53敗7分 0.293 中山正嘉 長尾貞利
勝利投手 若林忠志 20勝14敗
敗戦投手 中山正嘉 12勝25敗
二塁打 (神)伊賀上 (金)室脇
三塁打 (神)木下
勝利打点 なし
キーストーンコンビ
阪神は初回、先頭の松木謙治郎が四球を選んで出塁、皆川定之も四球で無死一二塁、本堂保次の遊ゴロで皆川が二封されて一死一三塁、ここでダブルスチールを決めて1点を先制する。更に本堂が三盗にも成功、伊賀上良平が四球を選んで一死一三塁、再度重盗を仕掛けるがキャッチャー飯塚達雄はピッチャー中山に返球、白球は「2-1-5-2」と転送されて三走本堂はタッチアウト。
阪神は4回、先頭のカイザー田中義雄が中前打、ジミー堀尾文人の一ゴロの間に田中は一気に三塁に進み一死三塁、山根実に代わる代打森国五郎の右犠飛で2-0とする。
金鯱は6回、先頭の室脇正信が右前打、濃人渉が左前打で続き、黒澤俊夫も右前打を放って無死満塁、2点リードの阪神は中間守備を敷く。森田実の二ゴロでセカンド宮崎剛はゲッツーを狙って二塁に送球、しかしショート皆川からの一塁送球はセーフ、三走室脇が還って1-2としてなお一死一三塁、阪神は先発の木下勇を下げて若林忠志をリリーフに送りここでも二遊間はゲッツー体勢、上野義秋の二ゴロは「4-6-3」と転送されてダブルプレー。一度は取り損なったゲッツーを取りにいった皆川、宮崎のキーストーンコンビの守備が光った。
阪神は7回、一死後宮崎が四球で出塁、トップに返り松木の右翼線ヒットで一死一三塁、皆川が左前にタイムリーを放って3-1、本堂が四球を選んで一死満塁、伊賀上が中前に2点タイムリーを放って5-1、田中が右前にタイムリーを放って6-1としてなお一死一三塁、金鯱は先発の中山正嘉から長尾貞利にスイッチ、堀尾の右犠飛で7-1として試合を決める。
若林忠志は7回以降の金鯱打線の反撃を2安打無失点で切り抜け20勝目をあげる。先発の木下勇は5回3分の1を投げておりリードを保ったまま降板してその後も追い付かれていないので現行ルールであれば木下に勝利投手が記録されるところであるが公式記録では若林に勝利投手が記録されている。
試合を決めたのは阪神7回の攻撃であるが、6回の守備で皆川定之、宮崎剛のキーストーンコンビでゲッツーを取りにいった守りが阪神の勝因であった。
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