10月27日 (日) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 1 0 0 0 0 1 0 3 名古屋 49勝35敗5分 0.583 松尾幸造 西沢道夫
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ライオン 23勝63敗4分 0.267 福士勇 井筒研一
勝利投手 松尾幸造 10勝11敗
敗戦投手 福士勇 7勝17敗
セーブ 西沢道夫 2
二塁打 (名)桝 (ラ)鬼頭
三塁打 (ラ)広田
勝利打点 大沢清 9
完封リレー
名古屋は初回、先頭の村瀬一三が四球で出塁、芳賀直一が右前打を放って無死一二塁、桝嘉一が送りバントを決めて一死二三塁、大沢清の一ゴロの間に村瀬が還って1点を先制する。
名古屋は3回、先頭の桝が左中間に二塁打、ライオンベンチはここで先発の福士勇から井筒研一にスイッチ、大沢が右前打を放って無死一三塁、吉田猪佐喜の遊ゴロ併殺の間に三走桝が還って2-0とする。この場合は吉田には打点は記録されません。
名古屋は8回、先頭の村瀬が四球で出塁、芳賀の三ゴロをサード鬼頭政一が一塁に悪送球、桝が四球を選んで無死満塁、大沢は二飛に倒れるが、吉田が押出し四球を選んで3-0とする。
ライオンは8回、一死後広田修三が右中間に三塁打、井筒は浅い右飛に倒れ、トップに返り坪内道則が四球を選んで二死一三塁、ここで名古屋・小西得郎監督は先発の松尾幸造に代えて西沢道夫をマウンドに送る。西沢は期待に応えて村上重夫を左飛に打ち取りこの回も無得点。
西沢は9回のライオンの反撃を三者凡退に退けて当ブログルールによりセーブを記録する。名古屋は松尾から西沢につないでライオン打線を完封した。小西得郎監督快心の投手リレーであった。
翌日の読売新聞に掲載されているこの試合の選評は僅かに4行で終わっている。このところ急激に字数が少なくなってきている。物資が窮乏し、いよいよ戦時体制に突入してきていることがこのような事象からも読み取れる。その少ない字数が伝えるところによると、ライオン先発の福士勇は「肘の痛みが去らぬ」とのことです。
*名古屋は松尾幸造から西沢道夫につないで完封リレー。
*快心の継投策を見せた小西得郎監督のサイン色紙。「なんと~申しましょうか」が入っているので戦後のものです。
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