9月27日 (金) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 2 0 0 2 4 セネタース 43勝27敗9分 0.614 三富恒雄 浅岡三郎
1 2 0 0 0 0 0 0 0 3 南海 21勝54敗5分 0.280 政野岩夫
勝利投手 三富恒雄 4勝5敗
敗戦投手 政野岩夫 7勝17敗
セーブ 浅岡三郎 3
二塁打 (セ)小林
三塁打 (南)国久
勝利打点 野口二郎 3
セネタース鮮やかに逆転
南海は初回、先頭の国久松一が右中間に三塁打、木村勉は三ゴロに倒れるが、岩本義行がスクイズを決めて1点を先制する。
南海は2回、岡村俊昭が右前打、清水秀雄の二ゴロをセカンド苅田久徳が後逸、岡村が三塁に向かうとバックアップのセンター小林茂太からの三塁送球が悪送球となる間に岡村が生還して2-0、打者走者の清水も三塁に達する。上田良夫の右飛をライト山崎文一が落球する間に清水が還って3-0とする。
南海先発の政野岩夫の前に5回まで無安打に抑えられてきたセネタースは6回、先頭の苅田が四球で出塁、横沢七郎は右飛に倒れるが高橋輝彦が左前打を放って一死一二塁、小林の二ゴロの間に二者進塁して二死二三塁、西岡義晴の右前タイムリーで1点返して1-3、ここで西岡が二塁に盗塁、キャッチャー吉川義次が二塁に送球すると三走高橋がホームに走り、セカンド国久が折り返しバックホームするがこれが悪送球となって高橋が生還、2-3とする。
セネタースは9回、先頭の小林が右中間に二塁打、西岡の一前送りバントが野選を誘い、柳鶴震が左前に同点タイムリーを放って3-3、佐藤武夫が左前打で続いて無死満塁、三富恒雄に代わる代打野口二郎の二ゴロの間に西岡が決勝のホームを踏んで4-3と逆転する。
セネタースは最終回、三富の代打野口がファーストに入り浅岡三郎がマウンドに向かう。浅岡は南海の反撃を三者凡退に退けて当ブログルールにより3つ目のセーブを記録する。通常であれば野口がそのままリリーフのマウンドに立つところであるが、まだ肩が万全ではないようだ。
23日のタイガース戦で延長11回に決勝タイムリーを放った柳鶴震がこの日も9回に同点タイムリーを放った。柳は今季、年間75失策の現在にまで残る最多失策記録を作ることとなるが、この強打があるからこそ苅田監督は柳をショートに使い続けていることも歴史的事実です。
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