9月28日 (土) 横浜
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 3 0 0 0 0 0 0 3 名古屋 43勝31敗5分 0.581 村松幸雄
0 0 4 1 3 0 0 0 X 8 金鯱 19勝51敗7分 0.271 長尾貞利 内藤幸三 中山正嘉
勝利投手 長尾貞利 1勝2敗
敗戦投手 村松幸雄 16勝10敗
セーブ 中山正嘉 5
二塁打 (金)森田、漆原、室脇
勝利打点 飯塚達雄 1
飯塚達雄プロ入り初ヒットで勝利打点、長尾貞利はプロ入り初勝利
本日から舞台を横浜平和球場に移します。
名古屋は3回、先頭の村松幸雄が四球で出塁、トップに返り桝嘉一も右前打で無死一二塁、村瀬一三が送って一死二三塁、大沢清が中前に先制タイムリーを放って1-0、大沢が二盗を決めて一死二三塁、吉田猪佐喜が中前に2点タイムリーを放って3-0とする。
金鯱は3回裏、先頭の五味芳夫が右翼線にヒット、5月15日以来の二番に入った室脇正信との間でエンドラン(翌日の読売新聞にはカタカナ自粛により「走打法」と書かれています)を敢行するも室脇の打球は捕邪飛、ところがキャッチャー三浦が落球して室脇は命拾い、三浦にはエラーが記録される。気を取り直した室脇がが四球を選んで無死一二塁、濃人渉が左翼線にタイムリーを放って1-3、森田実の二ゴロで濃人が二封されて一死一三塁、上野義秋が左前にタイムリーを放って2-3、佐々木の左前打で一死満塁、竹林実に代わる代打黒澤俊夫が右前にタイムリーを放って3-3の同点、二走上野も三塁ベースを蹴ってホームを狙うがライト吉田からの返球にタッチアウト、黒澤に代走山川喜作が起用されて二死一二塁、飯塚達雄が左前にタイムリーを放って4-3と逆転に成功する。飯塚のタイムリーはプロ入り初ヒットであり、これが決勝点となって勝利打点を記録した。続く長尾貞利に代打内藤幸三が起用されるが中飛に倒れてスリーアウトチェンジ。
金鯱は4回から長尾の代打に出た内藤がそのままマウンドに上がる。
金鯱は4回裏、先頭の五味が三塁に内野安打、室脇も三塁内野安打で無死一二塁、濃人の遊ゴロは「6-4-3」と渡るダブルプレーとなって二死三塁、森田が左中間に二塁打を放って5-3とする。
金鯱は5回、一死後山川が左中間に二塁打、飯塚が左前打で続き、送球の隙を突いて飯塚が二塁を陥れて一死二三塁、内藤の右翼線タイムリーで6-3としてなお一死一三塁、トップに返り五味の投ゴロ併殺崩れの間に飯塚が還って7-3、室脇の左翼線二塁打で一走五味が還って8-3と突き放す。
名古屋は6回、一死後村松が四球を選んで出塁、更に桝がストレートの四球、村瀬もツースリーから四球を選んで一死満塁、金鯱ベンチはコントロールの乱れた内藤を下げて中山正嘉をマウンドに送る。中山は大沢を三振、吉田を中飛に打ち取るナイスリリーフ。中山は7回以降も名古屋打線を無安打に抑えて金鯱が逃げ切る。
この試合の勝利投手は3回で降板した長尾貞利に記録されており、長尾はプロ入り初勝利を飾った。
長尾貞利は今季4月18日にプロ入り初登板、デビューから5試合で16イニングスを投げて8安打7四球7三振3失点、自責点2で防御率1.13とリリーフで好投を見せた(2012年9月16日付けブログ「タイガースvs金鯱 4回戦」参照)。9月24日の阪急戦では石田光彦と延長17回を投げ合い惜しくもサヨナラ負けを喫している。3回で降板した長尾貞利に勝利投手を記録した公式記録員は、これまでの長尾の実績も加味したのではないでしょうか。当ブログはこういうアナログ的匙加減の方がルールで雁字搦めの世界よりも好きです。3回3分の2を無安打に抑える好リリーフを見せた中山正嘉は現行ルールでは勝利投手が記録される可能性が高いが、当ブログルールによりセーブが記録された。
*長尾貞利は3回で降板したがプロ入り初勝利が記録された。
*プロ入り初ヒットの飯塚達雄が勝利打点を記録した。
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