9月24日 (日) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 2 0 2 タイガース 50勝23敗2分 0.685 若林忠志
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ジャイアンツ 52勝20敗2分 0.722 スタルヒン
勝利投手 若林忠志 19勝4敗
敗戦投手 スタルヒン 33勝12敗
二塁打 (タ)皆川
若林忠志、スタルヒンに投げ勝つ
首位ジャイアンツと3.5ゲーム差で追う二位タイガースとの一戦は予想通りスタルヒンと若林忠志の対決となった。
タイガースは初回、先頭の松木謙治郎が右前打で出塁、ジミー堀尾文人が送りバントを決めるが門前真佐人は遊ゴロ、景浦将は三飛に倒れる。2回は二死後皆川定之が左翼線にヒットを放つが岡田宗芳は二ゴロに倒れる。3回は先頭の若林忠志が四球で出塁するが後続なし。4回は三者凡退。5回は二死後若林忠志が二打席連続で四球に歩くが松木は三振。6回は二死後景浦が三塁に内野安打、しかし伊賀上良平は遊ゴロに終わる。7回は三者凡退。
ジャイアンツは1回、2回と三者凡退。3回は一死後吉原正喜が三遊間を破り、二死後白石敏男が一二塁間を破るが水原茂は三ゴロに終わる。4回は二死後川上哲治が四球を選ぶがアチラノ・リベラ(アデラーノ・リベラ)は二ゴロに終わる。5回、6回、7回は三者凡退。
スタルヒン、若林忠志の投げ合いで7回までタイガースは3安打無得点、ジャイアンツは2安打無得点。
タイガースは8回、先頭の若林が右前打で三打席連続となる出塁、ワイルドピッチで若林は二進、トップに返り松木は右飛に倒れて一死二塁、ジャイアンツベンチはここでセンターをリベラから呉波に交代させる。堀尾は左飛に倒れて二死二塁、ここで門前が右前にタイムリーを放って若林を迎え入れ均衡を破る。更に景浦の中前打でセンター呉からの返球の隙を突いて一走門前が一気にホームに還って2-0とする。翌日の読売新聞は「門前の果敢な快走塁と三塁コーチャー田中の機敏な指示はタ軍の勝利を不動のものとしたのである。」と伝えている。景浦には打点が記録された。
ジャイアンツは8回、先頭の平山菊二が左前打で出塁するが吉原は一飛に倒れる。これは送りバント失敗の可能性もある。スタルヒンが右前打を放って一死一二塁、しかし白石の遊ゴロは「6-4-5」と渡ってスリーアウトチェンジ。セカンドの岡田は二走平山の三塁オーバーランを見逃さなかった。9月20日のセネタース戦でも二走川上が三塁をオーバーランして苅田からの送球にアウトとなって「6-4-5」の併殺を喫している。
ジャイアンツは9回、先頭の水原が中前打で出塁、千葉茂も右前打で続いて無死一二塁、しかし中島治康は遊飛、川上は右飛、呉に代わる代打楠安夫は三振に倒れてタイガースが快勝する。
スタルヒンは9回を完投して7安打2四球6三振2失点。一方、若林忠志は6安打1四球1三振、今季4度目の完封で19勝目をあげる。
*若林忠志はスタルヒンに投げ勝って今季4度目の完封で19勝目をあげる。
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