9月24日 (日) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 5 0 0 7 0 7 0 21 名古屋 29勝44敗3分 0.397 西沢道夫 松尾幸造 大沢清
2 1 2 0 2 0 0 0 0 7 イーグルス 21勝52敗1分 0.288 亀田忠 望月潤一 清家忠太郎 古川正男
勝利投手 大沢清 3勝5敗
敗戦投手 望月潤一 4勝20敗
二塁打 (名)石田、大沢、芳賀、加藤
三塁打 (名)三浦
本塁打 (名)服部 3号、三浦 1号 (ラ)菅 2号
名古屋打線爆発
名古屋は初回、先頭の桝嘉一が四球を選んで出塁、石田政良が左翼線に二塁打を放って無死二三塁、大沢清の右翼線タイムリーで1点を先制してなお無死一三塁、加藤正二の三ゴロ併殺の間に石田が還って2-0とする。加藤には打点は記録されない。
イーグルスは1回裏、一死後寺内一隆が左前打で出塁、高須清も左前打を放ちパスボールで一死二三塁、亀田忠の三ゴロをサード芳賀直一が一塁に悪送球する間に二者還って2-2の同点とする。
イーグルスは2回、二死後山田潔の中飛をセンター石田が落球、山田の盗塁はタイミングはアウトであったがベースカバーのショート村瀬一三がエラー、トップに返り岩出清の二ゴロをセカンド中村三郎がエラーする間に山田が還って3-2と逆転、岩出も二塁に進み寺内の左前打でホームを突くがレフト桝嘉一からのバックホームにタッチアウト。
名古屋は3回、一死後桝が四球で出塁、二死後大沢の中前打で一三塁、ダブルスチールを決めて3-3の同点、加藤の左前タイムリーで4-3と逆転、三浦敏一は四球、中村の左前タイムリーで5-3、この回2度目のダブルスチールを決めて二死二三塁、芳賀が中前に2点タイムリーを放って7-3とする。
イーグルスは3回裏、一死後亀田が左前打で出塁、菅利雄が左翼スタンドにツーランを叩き込んで5-7とする。
イーグルスは4回から先発の亀田に代えて望月潤一をマウンドに送る。名古屋も4回から先発の西沢道夫に代えて松尾幸造をマウンドに送る。
イーグルスは5回、寺内、高須が連続四球を選んで無死一二塁、名古屋は松尾に代えて三番手に大沢清をファーストからマウンドに送り込む。キャッチャー三浦がファーストに回りキャッチャーに服部受弘が入るいつも通りのシフトをとる。望月の投前送りバントをファーストベースカバーのセカンド中村が逸らす間に二走寺内が還って6-7、記録は犠打エラー、菅の遊ゴロで望月が二封されて一死一三塁、杉田屋守に代わる太田健一が四球を選んで一死満塁、木下政文の二ゴロの間に高須が還って7-7の同点、伏見五郎が四球を選んで二死満塁、しかし山田潔は遊ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。イーグルスはこの回同点止まりとしたことが敗因となった。望月は4回、5回を無失点で切り抜けてきたが6回に捕まった。
5回まで7対7の試合が後半になってこれほど動くケースは珍しいでしょう。
名古屋は6回、一死後服部が右前打を放って猛攻の口火を切った。服部はライト太田からの返球が逸れる間に二進、村瀬が中前タイムリー、桝が中前打、石田が左前にタイムリー、大沢が右前タイムリーから二盗、イーグルスのピッチャーは望月から清家忠太郎に交代、加藤が中前タイムリーから二盗、三浦が左中間に三塁打を放ってこの回6点目、中村の四球を挟んで芳賀が左翼線にタイムリーを放ってこの回7点目、服部三振、村瀬二ゴロでスリーアウトチェンジ、四球を挟んで8連打で7点をあげて14-7とする。
イーグルスのピッチャーは6回途中から古川正男に交代する。
名古屋は8回、一死後芳賀が右前打で出塁、服部が左翼スタンドに第3号ツーラン、村瀬が中前打、トップに返り桝は三振に倒れるが石田は四球、大沢が右中間にタイムリー、加藤が左中間に2点タイムリー二塁打、三浦が止めのツーランホームランを左翼スタンドに叩き込んで又も7点をあげて21対7で大勝する。
名古屋打線は24安打のプロ野球新記録を達成した。大沢清が5打数5安打3得点3打点2盗塁1四球、加藤正二が6打数4安打3得点4打点1盗塁、三浦敏一が5打数3安打3得点4打点1盗塁1四球、三浦は三塁打と本塁打を放って準サイクルであった。芳賀直一が6打数3安打1得点3打点と4人が猛打賞。
5打数5安打の大沢清は投げても5イニングを1安打3四球1三振無失点で3勝目をあげる。イーグルス四投手の自責点の合計は21であり、守備の破綻ではなく名古屋打線が打ち捲ったものである。
名古屋は8回に服部受弘・三浦敏一が1イニング2本塁打を記録したが、3回には桝嘉一・大沢清と三浦敏一・中村三郎のコンビが1イニング2重盗も記録した。
*5打数5安打を記録した大沢清はリリーフで好投して3勝目をあげる。
*名古屋打線は24安打で21得点を記録した。
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