１４年 第19節 週間ＭＶＰ

　今節はタイガースが4勝0敗、セネタースが3勝1敗、ジャイアンツが3勝1敗、名古屋が3勝2敗、阪急が3勝2敗、南海が2勝3敗、金鯱が1勝4敗、ライオンが1勝4敗、イーグルスが0勝3敗であった。



週間ＭＶＰ

投手部門

　タイガース　若林忠志　２

　今節は3勝0敗、20日の南海戦では今季3度目の完封勝利。


　セネタース　野口二郎　５

　今節は2勝0敗、20日のジャイアンツ戦ではスタルヒンに投げ勝って完投勝利。ジャイアンツに秋季シリーズ初黒星を与えた。



打撃部門

　名古屋　加藤正二　２

　今節18打数8安打1得点8打点4四球、二塁打3本の活躍。不動の四番の貫禄を見せつけた。


　タイガース　皆川定之　１

　今節14打数8安打5得点6打点3四球、二塁打1本の活躍。八番、九番の下位を打ちながら4試合で6打点をあげる。


　タイガース　門前真佐人　２

　今節16打数5安打3得点9打点1四球1死球、三塁打2本の活躍。4試合連続打点を記録する。




殊勲賞　

　タイガース　富松信彦　３

　14日の金鯱戦では甲子園でオーバーフェンスのホームランを放つ。


　
　セネタース　横沢七郎　１

　20日のジャイアンツを破った試合で先制点につながるヒットと決勝の2点タイムリーを放つ活躍。


　阪急　山下好一　１

　20日のライオンで5打数4安打3得点6打点、4本のタイムリーを放つ活躍。



敢闘賞

　金鯱　小林茂太　１

　今節19打数8安打1得点5打点3四球、二塁打1本の活躍。戦前随一のクラッチヒッター。


　セネタース　柳鶴震　２

　今節16打数6安打2得点3打点1四球、二塁打1本の活躍。エラーは多いが強肩強打の遊撃手。


技能賞

　タイガース　小林吉雄　１

　14日の金鯱戦で富松信彦とダブルスチールを敢行してホームスチールを記録する。3年間のプロ野球在籍で唯一の盗塁と得点を同時に記録した。

　
　金鯱　佐々木常助　１

　18日のライオン戦で一走濃人渉、二走五味芳夫と共に三塁ランナーとしてトリプルスチールを完成させてホームスチールを記録する。



　タイガース　山根実　１

　2試合連続で代走に記録されて得点を記録する。18日の名古屋戦ではサヨナラのホームを踏む。