2014年4月10日木曜日

16年 南海vs大洋 7回戦


8月21日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8  9  計
0 0 0 0 0 0 0 0  0  0 南海 23勝31敗 0.426 長谷川善三 川崎徳次
0 0 0 0 0 0 0 0 1X 1 大洋 34勝19敗1分 0.642 三富恒雄

勝利投手 三富恒雄  3勝5敗
敗戦投手 長谷川善三 0勝1敗

二塁打 (大)濃人

勝利打点 石井豊 4

(大) 濃人渉 4


三富恒雄、プロ入り初完封

 南海先発の長谷川善三、大洋先発の三富恒雄による投げ合いは延々と続くかに見えた。

 しかし、大洋は9回裏、先頭の濃人渉が左中間に二塁打、野口二郎が送って一死三塁、南海ベンチは長谷川から川崎徳次にスイッチ、本日五番に入っている苅田久徳は敬遠の四球で一死一三塁、ここで石井豊が投前にサヨナラスクイズを決めて大洋が9回裏に打っ棄った。


 このサヨナラスクイズについて、翌日の読売新聞は「・・・石井も敬遠するようベンチから命があり、川崎は緩い高めの2ボールを投げた。この時南海のベンチから速球を要求する声がかかったがそれより早く一塁走者苅田からサインが飛んで石井は次の高い緩球をスクイズしてアッという間もなく濃人の生還に勝敗を決した。たとえ敬遠とはいえバットの振れる高さに球速なきボールを同じ個所に漫然と投げつづけた川崎の拙劣を炯眼苅田に見抜かれバントされたのは大失敗であった。」と伝えている。


 三富恒雄は4安打2四球3三振でプロ入り初完封、3勝目をあげる。



               *三富恒雄は105球で南海打線を完封、3勝目をあげる。







               *石井豊がサヨナラスクイズを決めた大洋打線。













 

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