１６年 大洋vs南海 ８回戦

8月23日 （土） 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 大洋 34勝20敗1分 0.630 中山正嘉 浅岡三郎 長尾貞利 三富恒雄
3 0 0 0 0 0 0 0 X 3 南海 24勝31敗 0.436 川崎徳次 神田武夫
 
勝利投手 川崎徳次 5勝13敗
敗戦投手 浅岡三郎 9勝4敗
セーブ     神田武夫 3

勝利打点　村上一治　6


川崎-神田の好リレー

　南海は初回、先頭の鬼頭数雄がストレートの四球を選んで出塁、苅田監督はここで早くも先発の中山正嘉を下げて浅岡三郎をマウンドに送る。ところが浅岡はウォーミングアップ不足だったようで、安井鍵太郎は中前打、岩本義行が三前にセーフティバントを決めて無死満塁、村上一治の三塁線内野安打で1点を先制、木村勉の遊ゴロが「6-4-3」と転送されてゲッツーとなる間に三走安井がホームイン、更に二走岩本が隙を突いてホームを駆け抜け3-0とする。

　大洋は3回から三番手として長尾貞利がマウンドに上がる。

　大洋は4回、先頭の石井豊の遊ゴロをショート前田貞行がエラー、佐藤武夫は三振に倒れるが長尾の遊ゴロを今度は前田が一塁に悪送球、前田のダブルエラーで一死一三塁、織辺由三は三振に倒れるが中村信一が四球を選んで二死満塁、森田実が中前にタイムリーを放って1-3、二走長尾も三塁ベースを蹴ってホームに向かうがセンター国久松一からの返球をカットしたピッチャー川崎徳次からのバックホームにタッチアウト。川崎は17日の名古屋戦でも外野からのバックホームを中継して二塁ランナーを刺している。

　大洋は7回、先頭の中村が四球で出塁、南海ベンチはここで川崎から神田武夫にスイッチ、森田の二ゴロをセカンド国久松一がエラー、濃人渉が中前打を放って無死満塁、しかし濃人がキャッチャー木村勉からの牽制に刺されて一死二三塁、野口二郎は浅い中飛、苅田久徳は左飛に倒れて無得点。


　神田武夫は3イニングを2安打1四球2三振無失点に抑えて当ブログルールにより今季3個目のセーブが記録される。セーブ王争いは、森弘太郎、野口二郎、神田武夫、西沢道夫、河村章が3個で並んだ。







　　　　　　　　　　　　　　　＊川崎徳次は5勝目、神田武夫は3セーブ目をマークした。